暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
ロックマンX5
第97話:Eurasia City Broken Highway
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を使ってルナと個人的な通信会話をしていた。
『武器の修理は完了したよ。後少ししたら持っていくよ。』
「すまん、出来るだけ早く持ってきてくれれば助かる。1時間後に戦闘シミュレーションがあってな。出来るだけ万全の状態で挑みたい」
『OKOK、それじゃあ今からそっちに…』
言い切る前に、突如ベース内で警報が鳴り響く。
「っ!?何だ!?」
部屋から出て、通路に出ると凄まじい邪悪な気配を感じ、この邪悪な気配の持ち主にゼロは即座に目星を付けた。
「シグマか!!」
「ん?おい、ゼロ!!バスターの調整を終えてないだろう!!待つんだ!!」
バスターの調整を終えていないにも関わらずに外へ向かうゼロをゲイトが止めようとするが間に合わない。
「まずいな。彼のバスターはまだ調整が完了していない…。聞こえるかなエイリア、エックスの訓練を止めてくれ、ゼロが単独で出撃してしまった」
ゲイトはエイリアに通信を繋ぎ、エックス達の訓練を止めるように伝える。
『いや、大丈夫。訓練は既に終えた。しかしこの感じは…』
『シグマだよ。エイリア、今から転送室に向かうからエネルギー反応の位置に転送お願いね』
『分かったわ』
通信を終えるとゲイトは溜め息を吐いた。
「やれやれ、あんな不完全なバスターはさっさと取っ払って手持ち型の武器に変えればこんな心配しなくても済むのにね」
『まあ、そう言うなよ。変形型のバスターはゼロが長いこと使ってきたんだ。愛着があるんだよ愛着が…俺達技術者が長いこと使ってきた工具や機材と同じさ。って言うかやっぱり不完全なのかよあのバスターは…動力炉とバスターのチップの繋がりが安定してねえようだな』
「久しぶりに会ったけど、相変わらず見事な位に鋭い眼力だねルナ…時々僕は君が怖くなるよ」
『久しぶりだな、ゲイト。今度うちで何かパーツを買うか?』
「この事件が落ち着いたらね」
こうして5回目となるシグマとの戦いが始まろうとしている。
現場に急行したエックスはフォースアーマーを装着し、ルインも高機動アーマーのHXアーマーに換装し、ダブルセイバーを構えて突撃する。
「プラズマチャージショット!!」
「プラズマサイクロン!!」
プラズマチャージショットとプラズマサイクロンでメカニロイドを破壊する。
「感じるか?ルイン」
「うん。シグマだね…あの人の嫌らしい気配がするよ」
「シグマめ…今度は何が目的なんだ…」
拳を握り締めながら歯噛みするエックスにルインは目つきを鋭くして目の前のイレギュラーを睨み据えた。
「シグマ…今度こそ地獄に送ってあげるよ…」
両手のセイバーを握り締めながらルインは憎しみの篭った声を出しながらルイ
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