暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
ロックマンX5
第97話:Eurasia City Broken Highway
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エックスはそれをホバリング、エアダッシュ、ダッシュを駆使しながらかわし、バスターをチャージする。

「(ドラグーンは格闘戦に特化したレプリロイドだ。迂闊に近寄ると痛い目に遭う)」

冷静に状況を判断することは、戦士には不可欠な要素だ。

数年前まではイレギュラーを撃つのも躊躇っていた半人前のひよっ子が、今は一流の戦士にまで成長していたことを証明している。

「(ドラグーンの動きが止まったところをプラズマチャージショットとチャージブレードで決めてやる!!)」

エネルギーチャージは完璧だ。

いつでもプラズマチャージショットとチャージブレードを繰り出せる状態を保つ。

しばらくして、相手は飛び道具での攻撃を中断した。
代わりに大きく口を開ける。

多分、炎を放つつもりなのだろうが、その一瞬の隙を、エックスは見逃さなかった。

相手に向かってバスターを突きつけ、プラズマチャージショットを繰り出した。

「プラズマチャージショット!!!」

バスターから放たれたプラズマチャージショットのエネルギーの奔流は凄まじく、直撃を受けたドラグーンは仰け反り、エックスはブレードを構えて突撃し、チャージブレードでドラグーンを両断した。

「やった!!」

「ドラグーン撃破」

「トレーニングプログラム、全てコンプリート!!お疲れ様でした!!」

モニターで様子を見ていたルインは喜び、エイリアは笑みを、アイリスはエックスを労う。

トレーニングを終えたエックスが戻ってくる。

「お疲れ様エックス…凄かったよ」

「凄いわエックス。相性が悪いドラグーンにダメージを負わずに勝つなんて」

戻ってきたエックスを迎えるルインとエイリア。

2人の労いに戦闘中の鋭い表情を普段の柔らかなものに戻してエックスも頷いた。

「ありがとう…でも、勝てたのはドラグーンの波動を操る力を再現出来ていなかったと言うのも大きかった」

エミュレートされたコピーとは言えドラグーンの力量は確かに凄まじかったが、いくらエイリアでもドラグーンの波動を操る能力まではエミュレート出来なかったらしく、攻撃は普通の体術と火炎のみ。

本物のドラグーンは波動の力を使いこなし、アルティメットアーマーと同等の力を発揮したOXアーマーのルインを圧倒する程の実力を持っていた。

それを言われたエイリアは表情を顰めた。

「し、仕方ないじゃない。波動は私達からすれば未知の力なのよ?」

「正直、エックスとドラグーンが何で波動が扱えるのか分からないところがあるからね」

ドラグーンに聞けば何か分かったかも知れないが、ドラグーン本人はイレギュラーとして処分されたために、真実は闇の中だ。

一方のゼロは部屋から持ってきた端末
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