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レーヴァティン
第九十七話 会戦と攻城戦その八
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「陣形とか装備もね」
「俺達とは違うか」
「槍はボローニャよりは長くて鉄砲も多いわ、けれどね」
「俺達程じゃないか」
「術はずっと少ないし騎馬隊もね」
「よし、じゃあな」
「答えは出たわね」
「ああ、ボローニャでした通りにな」
 あの時の戦術を踏襲するとだ、久志は答えた。
「方陣と騎馬隊でな」
「戦うわね」
「会戦はな、それで街を囲んだら」
 その時のこともだ、久志は話した。
「砲撃だな」
「それで攻め落としていくのよ」
「そういうことだな、しかしな」
「こうして戦っていくとっていうのね」
「敵も馬鹿じゃないな」
「ええ、徐々にでもね」
 それでもとだ、清音は久志に話した。
「この島の他の国々もよ」
「徐々に俺達の戦術を見て対抗してくるか」
「例えばお城なら」
 清音は久志に話した。
「今みたいに垂直の城壁じゃなくてね」
「あれだよな、五稜郭みたいな」
「そう、星型の土塁とかで護ったね」
「そうした風にしてくるな」
「大砲は強くけれど対策は出来るのよ」
 幾ら攻城戦で威力があろうとも、というのだ。
「だからね」
「垂直の城壁じゃなくてか」
「そう、本当に五稜郭みたいによ」
 そうした風に城の外郭を変えていってというのだ。
「守りを固めてくるわよ」
「そうなっていくな」
「それで野戦でもよ」
 即ち会戦でもというのだ。
「私達の方陣に対策を出してくるわよ」
「やっぱりそうだよな」
「無敵の戦術なんてないから」
 清音はクールな声で言い切った。
「だからね」
「大砲にも方陣にもか」
「対策出してくるわ」
「じゃああれだな」
 ここでだ、久志は言った。その言った言葉はというと。
「空から攻めていくこともな」
「空船ね」
「考えていくか、あと大砲も改良して方陣もな」
「変えていくのね」
「今は槍兵と銃兵、魔道部隊を分けてるけれどな」
 これをというのだ。
「どうするかだな」
「魔道部隊はともかくとして」
 ここで言ってきたのは双葉だった。
「槍兵と銃兵は一緒に出来たらいいわね」
「それか」
「これは今すぐには無理でしょうけれど」
「じゃあとりあえず方陣自体を考えていくか」
 それ自体の改善をとだ、久志は腕を組んで考えて述べた。
「今以上に動きやすくて戦いやすいな」
「そうしていくのね」
「まずはな、まあ徐々にだな」
 そこはと言うのだった。
「今すぐでなくてもいいな」
「ではとりあえずは」
「半島統一まではこのままでいくな」
 大砲も方陣もというのだ。
「けれどな」
「研究はしていくわね」
「それで空船もな」
 非常に高価なものでこの島で多く持っている勢力はいないそれもというのだ。
「多く持って行くか」
「それでお空から
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