暁 〜小説投稿サイト〜
人理を守れ、エミヤさん!
第四特異点『魔霧瞬殺マラソン』
全力疾走だねネロちゃま!
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が笑みを誘った。すると唐突にアサシンが気配を遮断しながら先行し、暫くすると通信機を通して報告してきた。

『表通りに人影はない。それと、サーヴァントを発見した』
「え、もう!?」
『そちらに向かっている。サーヴァントの進行方向にこちらがレイシフトしていたらしい。お手並み拝見だ、可愛いマスターさん』

 ぶぅっ! ネロは噴き出す。いきなりの可愛い発言に、ネロは笑ってしまったのだ。
 それはそれとして、ネロは考える。どうしたものか、敵じゃないかもしれない――そう考えてる間に、人影を視認した。それは全身を鎧兜で纏めた騎士だった。
 その騎士は駆けてくる数騎のサーヴァントを目撃し、瞠目して剣を構えるも、アルトリアを見るなり驚愕して声を上げた。

「なっ!? ち、父上!?」
「? 誰だ貴公は」

 宝具の効果だろう。彼の騎士の正体を掴みかねたアルトリアは、駆ける足を緩めながらネロの前に出て誰何する。すると兜の騎士は宝具を解除して素顔を露にした。アルトリアに瓜二つな顔を。
 途端、アルトリアの顔が能面のように無表情となる。

「オレ、いや私だアーサー王! モードレッドだ! 父上、どうして貴方が――」
「ネロ! あれは敵だ、早急に撃破する! ランサー、手を貸せ! マシュはネロの守護を頼みます!」
「なぁっ!?」
「いいのかよ……」
「いやいやいやいや」「ふぉーう!?」

 敵じゃなさそうではないか! と。ネロはショックを受けて固まるモードレッドを庇った。







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