外伝〜ミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエン〜前篇
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者の方々も交えてリィン教官から寵愛を頂いても構いませんわよ♪」
「どうしてそういった話になると何度も私を例に出すのよ…………」
「そ、それよりもミルディーヌ、エリゼさんどころかアルフィン殿下達とリィン様の…………その…………リィン様達にとってはリィン様達以外には知られたくない事実まで私達やリウイ陛下達のいる目の前で口にするのは、不味いと思うよ…………?」
エリゼの答えに対して苦笑した後小悪魔な笑みを浮かべて答えたミルディーヌ公女の答えにその場にいる多くの者達が冷や汗を表情を引き攣らせている中ユーディットは疲れた表情で指摘し、キュアは頬を赤らめてリウイ達を気にしながらミルディーヌ公女に指摘した。
「クスクス、レン達の事は気にせず話を続けてもらって構わないわよ♪ヴァイスお兄さんやロイドお兄さんみたいにハーレムを築いているリィンお兄さん達がどんな”プレイ”をしていようと、リィンお兄さん達の”愛の営み”に意見したりするような野暮な事はしないし、パパ達だって、リィンお兄さん達みたいにたまに複数での”プレイ”をしているでしょうし♪」
「…………まあ、”英雄色を好むという”諺もあるのじゃから、女である余には関係ないが”英雄”であるリウイやヴァイス、そしてロイドやリィンにはそういった事ができる”器”はあるじゃろうしの。」
「それとこれとは別問題だ…………」
「ふふっ、そういう意味ではセリカ様も該当するでしょうから、そのお相手であるエクリアお姉様達も私達のような事もしたことがあるのでしょうね。」
「イリーナ、貴女ね…………そこで私にまで話を振るなんて、何を考えているのよ…………というか今の貴女の発言でレン皇女の推測が当たっている事を答えたようなものよ…………」
からかいの表情で答えたレンの推測にリフィアは困った表情で答え、リフィアの答えとイリーナの指摘にリウイとエクリアはそれぞれ呆れた表情で頭を抱えて溜息を吐いた。
「ふふっ…………―――恐らくエリゼさんは私がリィン教官と結ばれる事で”七日戦役”と内戦で有名になったリィン教官を含めたシュバルツァー家を利用する事を警戒されていると思われますが…………現実的な話、私をリィン教官の伴侶に加える事はリィン教官を含めたシュバルツァー家にとっても非常に”益”となる話ですから、リィン教官やシュバルツァー家の将来を考えた上で私とリィン教官の婚約も受け入れるべきだと愚考致しますわ。」
「兄様やシュバルツァー家にとっての”益”…………それは四大名門の一角にしてエレボニア最大の貴族であるカイエン公爵家の当主である貴女と縁戚関係になる事ですか?」
ミルディーヌ公女の指摘に対してエリゼは真剣な表情で問い返した。
「確かにエリゼさんの仰る通りカイエン公爵家がエレボニア最大の貴族かどうかの
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