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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜ミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエン〜前篇
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あるメンフィル帝国の皇族の方々への繋ぎをして頂き、”今回この会議に出席して頂けるように取り計らって頂きましたが。”」
諸侯達の問いかけにレンは上品な笑みを浮かべて答え、レンに続くように答えたミルディーヌ公女の説明に諸侯達は血相を変えた。
「”メンフィル帝国の皇族の方々がこの会議に出席して頂けるように取り計らって頂いたという事”は…………!?」

「まさか…………リウイ陛下達がフォートガードの地に現れた”真の理由”は―――!」

「――――長らくお待たせして申し訳ありません。皆様方、お入り下さいませ。」
ミルディーヌ公女の説明に諸侯の一人が驚きの声を上げ、ある事に気づいたユーシスが推測を口にしたその時ミルディーヌ公女は自分が現れた時の扉に視線を向けて宣言した。
「――――失礼する。」

「――――失礼します。」
すると扉が開かれ、扉からはリウイ、イリーナ、ユーディット、キュアが現れた!
「あ、貴方方は…………!?」

「メ、メンフィル帝国の前皇帝夫妻であられるリウイ・マーシルン皇帝陛下とイリーナ・マーシルン皇妃陛下…………!?」

「そ、それにクロスベル帝国のカイエン公爵当主代理にしてヴァイスハイト陛下の側妃でもあられるユーディット皇妃陛下とその妹にして次期カイエン公爵であられるキュア公女殿まで…………!?」

「まさかバラッド侯どころか我々にも気取られないように彼らと既にコンタクトを取り、今回の会議に出席するように手配をしていたとは…………」

「やれやれ…………どうやら、ラクウェルでのヴァイスハイト陛下達との会合は要塞の件だけでなく、この会議での件も含まれていたようですね?」
リウイ達の登場に諸侯達が驚いている中ハイアームズ侯爵は信じられない表情でミルディーヌ公女を見つめ、アンゼリカは溜息を吐いた後真剣な表情でリウイ達に問いかけた。
「―――そういう事だ。――――――現メンフィル大使、リウイ・マーシルン。メンフィルを含めた西ゼムリア大陸の平和を乱そうとする鉄血宰相共の謀への対策の為に今回の会議にメンフィルを代表してイリーナと共に出席する事となった。」

「リウイの正妻のイリーナと申します。以後お見知りおきを。」

「クロスベル側のカイエン公爵当主代理にして、元エレボニア帝国領の”総督”を務めているユーディット・ド・カイエンと申します。―――お久しぶりですね、帝国貴族の皆様方。」

「ユーディットの妹のキュア・ド・カイエンです。今回私達の従妹であるミルディーヌの嘆願を了承したヴァイスハイト・ギュランドロス両皇帝陛下の意向を受けてクロスベルを代表して姉ユーディットと共に此度の会議に出席する事になりましたので、どうかよろしくお願いいたします。」
それぞれ自己紹介をしたリウイ達はそれぞれ
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