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ある晴れた日に
130部分:妙なる調和その二
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出るじゃない」
「テスト!?」
「そう、中間テストに」
 話が学生のそれに完全になってしまった。やはり学生はテストから離れることができない。バッターが打率やホームラン数から、営業担当がノルマから離れられないのと同じである。
「出るから」
「そういえばそうか」
 言われてそのことを思い出す正道だった。
「出るんだったよな、中間テストに」
「現代国語は芥川よ」
「羅生門だったよな」
「そう、それよ」
 どちらも高校生で出て来る定番である。おそらくどちらも知らない人間はいないであろう。そこまでよく出て来て知られている作品と作家である。

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