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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第95話:Panic
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痛い痛い痛い痛い」
「だ・れ・の・お・か・げ・で、私の機嫌が最悪なのかしらね〜?」
エイリアは半目でゲイトを睨み、こめかみに青筋を浮かべながらゲイトの両頬を引っ張る。
「あなたのせいでエックスと気まずくなったじゃない!!どうしてくれるのよーーー!!」
「別に法で許可されてるんだから問題ないじゃないか…相変わらず科学者レプリロイドなのかと疑うくらいのパワーだね、ハンターとしてもやっていけるんじゃないかエイリア?」
悪気ゼロのゲイトの言葉にエイリアの怒りゲージは溜まっていく。
「あなたって人はーーーっ!!」
「別にエックスが嫌いと言う訳ではないし、エックスの話題を話す時は研究で新発見した時くらい楽しそうだったじゃないか?正直ノロケかと思う部分もあったしね」
「え?」
「エックスが1人で悩んでいたり泣いていたら放っとけないとか…何でもいいから力になりたいとか…他にも色々言ってたじゃないか?」
「そ、そうだったかしら?」
記憶があやふやなエイリアにゲイトは不敵に笑った。
「これだけ聞かされてるとねえ、君とエックスの仲がただの仲間ではないと自分で言ってるような物だよ」
「数年前の自分が憎いわ…」
「まあ、気にすることはないよ。ハンターベースのみんなも知っているしね……」
「はっ!?」
聞き捨てならない発言に振り返るが、時既に遅しで、ゲイトは目当ての資料を持って部屋から去った。
「な、何でみんなも知っているのよ……エックスは…ただの…仲間…」
脳裏を過るのは最初の大戦からレプリフォース大戦終盤に至るまでのエックスの姿で、思わず顔に熱が集中する。
優しすぎるが故に涙脆く、そして戦士としての凛々しさを持つエックスの姿を思い出して頭を抱え始めた。
「……ああ、もう…これも全部ゲイトのせいだわ」
翌日、エックスと偶然鉢合わせしたエイリア。
「あ、エイリア…」
「あ、あら…エックス…」
互いに言葉が出て来ず、凄く気まずそうだが、そこにソニアを連れたルインがやって来た。
「ねえ、2人共。今度ケイン博士の研究所に遊びに行く時、お土産にお茶菓子買っていこうよ。ちゃんとケイン博士達にも伝えないとね。ライト博士へのお土産はどうしようかな?今のライト博士はホログラムだからお茶菓子のデータが良いかな?ねえ、2人はどう思う?私としてはこのプログラムデータ用水羊羹セットが良いと思うんだけど?」
「ルイン…」
「あなた順応性高すぎよ…」
「?」
引き攣り笑いを浮かべる2人に首を傾げて疑問符を浮かべるルイン。
因みに周囲はエックス達の仲を祝福してくれた。
やはりレプリロイドはこの法は政府…人間が決めたことと言うことで納
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