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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第94話:Death Σ
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!!」
出力を限界まで引き出したロッドを投擲し、ルインもチャージしたセイバーを投擲した。
「これで終わりだシグマ!!」
アルティメットアーマーがエックスから分離して飛行形態に変形し、アーマーがノヴァストライクのエネルギーを纏い、シグマに突っ込んだ。
「ぐああああああああ!!?わ、私がまた奴らに敗れるとは…!!し、しかしこの兵器は我がウィルスで完全に掌握し、既に地球に向けて落下している…地球は終わりだ!!」
シグマの撃破を確認したルインは即座に司令室に戻るとOXアーマーを解除して司令室のコントロールパネルを操作しようとするが。
「駄目…やっぱり操作を受け付けない!!」
シグマは倒せたが、厄介な置き土産を置いていった。
「(このアーマーはもう使えないな)」
最後の一撃はアルティメットアーマーの出力を限界以上まで引き出したものだ。
その負担は絶大でアルティメットアーマーはフォースアーマーに戻ってはいたが、ベースとなるフォースアーマーには所々に亀裂が入り、もう使い物にならないくらい破損していた。
「デスフラワーの動力炉を破壊するしかないが、このまま向かっても間に合わんか…!?」
『わしに任せなさい。お前達はすぐに脱出するのじゃ』
ライト博士のカプセルが出現し、エックス達に脱出を促す。
「ライト博士!?」
『ルイン、正気に戻れたようじゃな。良かった…わしがサイバースペースを経由してデスフラワーの動力炉のコントロールにハッキングを仕掛けて動力炉を自爆させる。お前達は早く脱出するんじゃ』
「分かりました。デスフラワーに残っているレプリフォースの兵士達にも伝えなければ!!」
ライト博士の指示に従い、エックス達はデスフラワーのレプリフォース兵達に脱出を促しながら、自分達もデスフラワーか脱出した。
そしてエックス達がデスフラワーを脱出した後、レプリフォースが誇りし最終兵器たる死の華が存在していた地点を中心に、宇宙空間に巨大な閃光が広がっていった。
それを悲しげに見つめるルイン。
ゼロは壁に背を預けながら、宇宙を見つめる。
エックスはシャトルを自動操縦に切り替えるとゼロの元に向かう。
「これを」
「?」
エックスが差し出したDNAデータとメモリーチップに疑問符を浮かべるが、次に差し出したサーベルを見て、ゼロはDNAデータとメモリーチップの正体に気づいた。
「カーネルのDNAデータとメモリーチップか…」
カーネルのサーベルとDNAデータ、メモリーチップを受け取りながら、ゼロは悲しげに呟いた。
エックスはルインの元に向かうと、ディザイアのサーベルを差し出した。
「これ…!!」
「彼の使っていたサーベル。俺より君が
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