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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第94話:Death Σ
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猛烈な吹雪が周囲に吹き荒れ、極低温の冷気が傷付いたエックス達の全身に容赦なく叩き付けられる。
「くそ!悪趣味なオブジェだ!!空円斬!!」
即座にゼロは高速回転斬りを繰り出してオブジェを破壊した。
「よし!!」
そしてダメージから立ち直ったエックスもプラズマチャージショットで黄色いオブジェを破壊し、攻撃を止めた。
「オブジェは破壊した!!出てこいシグマ!!」
「愚か者め…オブジェは私の意志で何度でも出現させられるのだ!!しかもそれだけではないぞ!!」
3人の目の前で床が歪み、せり上がっていく。
そして姿を現したのは巨大なシグマの顔であった。
その瞬間、瓦礫交じりの猛烈な突風が3人の周囲に吹き荒れ、エックスもルインも背後の壁に叩きつけられて散弾銃のように飛び交ってくる瓦礫に全身を打たれていった。
「どうだ!!この今までにない圧倒的なパワーは!!泣け!!喚け!!そして絶望の果てに死ぬがいい!!」
黄色いオブジェが電撃を、青いオブジェが冷気を、赤いオブジェが火炎をそれぞれ放ち容赦ない波状攻撃をエックス達に浴びせていく。
「ギガ…ブレードッ!!」
「裂光覇!!」
「落鳳波!!」
しかしエックスはブレードの最大出力の斬撃を飛ばし、ルインとゼロもそれぞれの大技でオブジェを破壊しつつ、床のシグマの顔に喰らわせた。
「ええい!!まだ諦めぬか!!」
「諦められるわけ…ないでしょ!!」
「この戦いで犠牲になった彼等のためにも負けられないんだ!!それに人類抹殺と言う邪悪な野望を掲げ、何度でも甦るお前を放置出来るほど、俺達はお人好しじゃない!!」
「フン、人間共にその力を利用され続けている愚か者共に何が分かる。我々レプリロイドはこの世界の優良種なのだ。劣悪種たる人間共を駆逐し我らレプリロイドが全てを支配する新世界の創造。それこそが…」
「「「クロスチャージショット!!!」」」
シグマの顔面に合体攻撃が炸裂する。
プラズマチャージショットの特性を引き継いでいるため、ノヴァストライクやギガブレード級の威力を誇りながらプラズマによる追加ダメージを与えていく。
「黙れ。お前の口上はもう聞き飽きた。」
「今すぐその耳障りな口を塞いであげるよ」
「減らず口を!!ならば今度こそ跡形も無く消滅させてくれるわ!!羽虫の分際で私に逆らうことの愚かさをその身に刻み付けてくれる!!」
「羽虫だと…?死期を見失った薄汚いゴキブリ風情が言ってくれるじゃないか。イレギュラーに堕ち、甦る度に荒唐無稽な理想を繰り返す今のお前の醜態は正直見てられんな」
エックス達は残ったエネルギーを解放し、シグマを睨み据える。
まずは突っ込むのはルインで、メカニロイドの
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