第6章:束の間の期間
閑話16「修行の一風景」
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のため、少数精鋭且つ、地球の戦力と関わりがあるユーノとクロノが抜擢された。
戦力を上げつつ、メッセンジャーとしても二人は動くようになっている。
「一応、僕ら以外にもエイミィを含めた何人かはこっちで行動するようになっている。まぁ、今までの君達の戦いを見てきた経験から、今度の戦いではほんの少しの足しにならないかもしれないけどな」
「何もないよりはマシだ」
ジュエルシード、闇の書、U-D、アンラ・マンユ、幽世の大門。
様々な戦いを見て、関わって来たクロノだからこそ、経験から察した。
いくら信じられない事態でも、今度の戦いは持てる全て以上を出さなければならないと。
「早速混ざろう。……っと、その前に挨拶ぐらいはしておかないとな」
「そうだね」
ユーリ達やとこよ達など、初見ではないものの関わりが薄い者もいる。
混ざる前に挨拶ぐらいはしておこうと、二人は皆の所へ向かう。
「……ねぇ、優輝」
「なんだ?」
その途中で、ユーノがある事に気付いて優輝に話しかける。
クロノも気づいており、耳を傾けていた。
「……君の妹がいるように見えるんだけど……」
「生き返ったのか……?」
「……そういえば、二人は居合わせていないから知らなかったな」
ユーリ達がいる事もだが、まずは緋雪がいる事に二人は驚いた。
そんな二人に、優輝は大まかに経緯を説明する。
「―――という訳だ」
「僕らが向こうに行っている間に、そんな事が……」
「元々幽世にはいたから、幽世の神と一緒にいる時点で、何かしらの訳はあると思っていたが……それ以上に色々起きていたみたいだな」
緋雪の事だけでなく、ユーリ達に関する事も説明した。
ユーノも記憶を封印していたが、その説明の際に封印は解けていた。
「経緯も聞いた事だし……行ってくるよ」
「ああ」
改めてクロノとユーノは皆の所へ向かう。
それを見送り……出していた“休息のサイン”を仕舞う。
……刹那。
「ッ―――!」
優輝が屈み、頭があった場所を刀が通り過ぎる。
振るったのはとこよだ。
さらに、間髪入れずに飛び退く。……それも、優輝だけでなくとこよも。
―――“Zerst?rung”
その瞬間、二人の間に爆発が起きる。
飛び退いていなければ確実に爆風に巻き込まれていただろう。
「あー、外しちゃったか」
当然、下手人は緋雪だ。
優輝も使えるが、手軽に使えるのは緋雪だけだ。
「三つ巴……いや」
上空にいる緋雪と、地上のとこよを視界に収め、優輝は呟く。
しかし、その直後には、上空にいる緋雪すらも範囲に入れた
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