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【ユア・ブラッド・マイン】〜凍てついた夏の記憶〜
指定外観測:四月愚者
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@暁エデンと氷室エイジの場合。


「エイジ、私さぁ。前からエイジのデリカシーない所とかコミュ障なところとか沢山我慢してきたの。でもいい加減限界だわ。私から離れて!!」
「………(とても悲しそうな目)」
(もっと傷つけない嘘考えればよかった!?私のばかばか!!)
「……それでも、僕はエデンを守るよ」
「エイジィィ〜〜〜〜〜っ!!エイプリールフールの嘘だからっ!ごめんね、本当にごめんね嘘つくのヘタでっ!!」

end.優しすぎる二人


逆の場合


「エイプリールフールって、元は四月一日(わたぬき)馬鹿雄(まかお)さんっていうコメディアンが考えたんだって」
「へー、そうなんだ!エイジってほんとなんにでも詳しいよねー!明日学校でその話して自慢しよーっと!(疑い0%の笑顔)」
「う、うん………(心に原因不明の痛みを感じている)」

end.嘘の代償


A凪原天馬と天掛朧の場合。


「今日はエイプリールフールだし、俺も一つくらい朧に嘘をついとくか。何にしよっかなぁ」

「……でも朧ってエイプリールフールとかそういう俗人的なこと知らなそうだな。ただ戸惑わせて微妙な空気で終わりそう」

「………やめとくか。別に国民的祝事でもなんでもないし」

end.思いやりと気遣いの人


逆の場合

(聞けば今日はえいぷりるふぅるなる催しを行うとか。世間知らずと小馬鹿にする天馬の奴めの鼻を明かしてくれる!)

「実は……継承者を外さた。口惜しいが、もはや我が身は唯の巫女よ」
「なんだとっ!?それ本当なのか!」
(ふふふふ、騙されている。見事に騙されている!どうだ天馬!この朧とて世俗のいべんとくらい調べるのだ!)

「あのクソ宮司……そうかよ、そういうことかよ。俺が気に入らないってんで見せしめってか!やることが狡いんだよ……朧!今すぐ天掛神社に行くぞ!!あの日の選択が間違いだったかどうか、その目に見せてくれるッ!!」
「ぬあああ!?天馬の体から天に上る龍の如き凄まじいオーラが!?まっ、待て天馬!これはえいぷりるふぅるの……手を引っ張るな!ああ馬鹿な、天掛流免許皆伝の体術を以てして抵抗も出来ないとな!?」

end.四月二日が先か、覚醒が先か


B戌亥八千夜と千宮あざねの場合


(どんな嘘をつこうと毎日一緒にいるあざねに通じるとは思えませんが、何かあるでしょうか……あ、もしかしたらあれならばあざねの素の反応を引き出せるかも……)

「あざね」
「はい、お嬢様」
「実は私、氷室エイジさんをお慕いしていまして、近々告白しようと思っています」
「なんと――!」
(ふふっ、流石のあざねも色恋沙汰ならばメイドスキルで太刀打ちできない筈!しかも臭いを感じないエイジさんを出すと
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