第92話
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アとアイネスも冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中レーヴェとアルティナは呆れた表情で呟き、リィンは苦笑しながら答えた。
その後、リウイ達は天守閣に辿り着いたカーリアン達と合流してフォートガードとオルディスの国境付近に滞空していたパンダグリュエルを呼び寄せて神機を回収した後、プリネ達と共に天守閣へと移動した揚陸艇に自分達に投降した鉄機隊と共に乗り込み、その様子をリィン達が見守っていると最後にリアンヌと共にデュバリィが乗り込もうとしたその時デュバリィは立ち止まった。
「…………?」
「―――その様子ですと、まだ彼らに言いたい事があるのですか、デュバリィ。」
立ち止まったデュバリィの様子をリィンが不思議そうな表情で見つめていると、デュバリィの心情を察したリアンヌがデュバリィに問いかけた。
「はい。―――トールズ本校並びに第U分校”Z組”。貴方達は例え特務部隊―――外国の組織の協力を得たとはいえ、私達―――”槍の聖女”でもあるリアンヌ様直々から薫陶を受けた現代の”鉄騎隊”たる我ら”鉄機隊”の”本気”に勝利したのです。今後も結社を含めた強力な使い手達が貴方達の前を阻む事になるでしょうが…………例え相手がどれだけ強大な存在であっても、負ける事は許しませんわよ!貴方達は結社最強”鋼の聖女”アリアンロード様直属にして、その実力は”執行者”にも劣らない私達”鉄機隊”の”本気”に勝利したのですから、精進していずれ貴方達に再戦を叩き付ける私達に負けるまでは誰にも負けるんじゃありません事よ!」
デュバリィは決意の表情でZ組の面々に指を突き付けて激励の言葉を送り
「あんた…………」
「フフ…………」
デュバリィのZ組に対する激励にサラは驚き、リアンヌは微笑み
「ああ…………!」
「フン、リベンジはいつでも受けてやろう。」
「次に会った時は貴女が好敵手扱いするのは”アルゼイド”だけでなく、”ヴァンダール”も含まれるように今以上により一層精進させてもらう。」
「ハッ、テメェに言われなくてもオレ達は誰にも負けるつもりなんてさらさらねぇぜ。」
「それじゃあ、いつか会う時まで元気でねー♪」
デュバリィの激励に対してガイウスは力強く頷き、ユーシスは鼻を鳴らして口元に笑みを浮かべ、クルトは真剣な表情でデュバリィに宣言し、アッシュは不敵な笑みを浮かべて答え、ミリアムは無邪気な笑顔を浮かべて手を振り
「―――!フフ、近い内彼女達と邂逅する所が今”視えた”から、”いつか”じゃなくて”その内”だと思うわ。」
「え”。」
「ゲルドさん、予知能力で視えたとはいえ、そういったこの場の空気を壊すような事は今後は黙っておくように気をつけた方がいいですよ。」
「フフ、ゲルドさんは一体私達と彼女達がどのように
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