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ある晴れた日に
129部分:妙なる調和その一
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って正道に尋ねた。
「ひょっとして。何か」
「ああ、これかよ」
 ギターケースの中の金を二人で見た。
「これはまああれなんだよ」
「あれって?」
「気が向いたら入れてくれってやつさ」
 こう述べる正道だった。
「これはな」
「気が向いたらなの」
「気に入ったら入れてくれ」
 正道は言う。

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