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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第93話:Death Flower Heart
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あまりのことに思わずバスターのチャージを中断してしまう。
「ルイン先輩、止めてデシーっ!!」
「な、何で!?」
バスターのチャージどころか動きすら止めてしまったルインを見たダブルは嘲笑を浮かべた。
「馬ー鹿!!」
ダブルは腕からブレードを出してルインの腹部に突き刺した。
「がはっ!?」
「へっへっへ…あんたもこういう手に弱そうだと思ってやってみたが、ビンゴだぜ」
ルインは傷口を押さえながらダブルを睨む。
「っ…まさか君はスパイだったの…!?まさかあのスカイラグーンを襲ったノットベレーとイレギオンも君が…!?」
「それは俺様じゃない。あのお方のスパイはレプリフォースにもいてね、ノットベレーとイレギオンのパーツもそいつらが手配した。イレギュラーハンターとレプリフォースを戦わせるためにな!!」
「あのお方…!?」
「あんたも良ーく知っている人物だぜ!!あんたとエックス達と戦いたいと言う欲望を抱いていたドラグーンを唆してスカイラグーンを墜とし、俺達を使ってレプリフォースに濡れ衣を着せたのも!!ジェネラルに革命を唆せたのも!!全てシグマ様による人類抹殺ゲームのためだったのさーっ!!嬉しい誤算だったのはあんただぜルイン!!あんたがぶちギレて大暴れしてくれたお陰で予定より早くレプリフォース共を宇宙に追いやることが出来た。シグマ様もあんたに感謝してたぜー!!」
ダブルは顔を本来の物に戻すとルインをブレードで斬り刻んでいく。
「ディザイアの野郎はあんたが原因で自分でイレギュラーになって、目当ての物も簡単に入手出来たとシグマ様も言っていたぜ、ありがとよルイン先輩!!俺達を助けてくれてよー!!」
「…………」
ダブルの言葉にルインは反応もせず、ただ斬り刻まれるだけである。
「まんまと踊らされてるてめえらの自滅する様には笑わせてもらったぜぇーーーっ!!」
「(私の…せい…?私が、レプリフォースを追い詰めたからシグマの計画が早まった…それにディザイアがイレギュラー化したって…どういうこと…?…全部、私の…せい…?)」
「反撃さえ出来ねえ状態とは残念だが…まあ、とどめは楽しみながらやらせてもらうぜぇ!!」
笑いながらダブルはルインを吹き飛ばす。
傷口から血が吹き出るが、それに紛れ込んだものが…。
「ひーひゃひゃ!!……!?」
ダブルの顔にかかったのは血だけではなかった。
それはルインの涙である。
「う…うああああああ!!!」
自分ではもうどうにも出来ない感情がルインを支配して無意識のうちにルインの拳にエネルギーを収束させた。
そして拳を構えて裂光覇を体当たりの要領で直接ダブルに叩き込む。
流石のダブルも裂光覇のエネ
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