暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第93話:Death Flower Heart
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うしても機動性は低くなる。

その巨体を少しでも迅速に動かすために大型のブースターや、行動のタイムラグを補うために様々な武器を内臓しているのではないか。

ロケットパンチもジェネラルの弱点を補うための武器だろうと予想したルインは起き上がってジェネラルを睨み付けた。

「ダブルチャージウェーブ!!」

反撃でチャージショット2発とセイバーによる衝撃波を放つルイン。

今のジェネラルには両腕が無いためリーチ差を有効的に克服する術が無い。 

このタイミングで攻撃すればジェネラルには反撃手段は無いはずだとルインは判断したのだ。

そしてオーバードライブの恩恵でセミチャージショットが連続で放てるようになったルインはダブルチャージウェーブに続いてセミチャージショットを連射する。

「甘いわ!!」

拳を外した付け根に現れたのは巨大な銃口であった。

ジェネラルは即座にエネルギーチャージをすると凄まじい威力を持つ光弾を連続でルインに向けて放ってきた。

「そ、そんな!?」

ダブルチャージウェーブは光弾で相殺され、セミチャージショットに至っては光弾に弾かれてしまった。

「この程度で終わりではないぞ!!」

腰部の武器からも光弾を発射し、凄まじい火力の攻撃に咄嗟にルインはHXアーマーに換装するとエアダッシュで無数の光弾を回避した。

「(くっ、強い…)」

もう後がないためか自身へのダメージをまるで顧みる事無く、命を投げ出して攻撃を仕掛けてくる。

それをレプリフォース最高司令官たるジェネラルが行えば当然、その猛威は極めて凄まじいものがある。

「私は負けぬ!!共に独立国家の建設を目指して散って逝った部下達のためにも私は決して負ける訳にはいかんのだ!!」

無数の光弾を放ちながらジェネラルの巨体が猛烈な勢いでルインに迫り、彼女を押し潰さんとばかりに体当たりを仕掛けてくる。

「負けられないのは…こっちだって同じなんだよジェネラル!!レプリロイドだけの国家なんて夢物語。そんな下らない理想に取り付かれて本来なら止めなければならなかったお前が部下の暴走を助長させていながら、偉そうに!!」

体当たりをダッシュでかわしながら、OXアーマーに換装するとルインは掌に内蔵された武器、Ωナックルのチャージを終えると拳を床に叩き込む。

「これならどう!?裂光覇!!」

衝撃波と共に光の柱がジェネラルに迫る。

ジェネラルは咄嗟に防御するが、裂光覇の威力は凄まじくジェネラルのボディに大きな損傷を与える。

「ぐうう!!これしきのことで!!」

ジェネラルがその巨体で勢いよく床に着地すると凄まじい衝撃波がルインを襲う。

「くっ!!…さっきの発言はそっくりそのままあなたに返してやる!
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