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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第92話:Final Weapon
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デスフラワーに向かうゼロをアイリスはルナと共に見送りに来ており、少し離れた場所にルナがいるので彼女の身は安全だろう。
「行くのね…ゼロ」
「ああ、レプリフォースを止めなければならないからな。流石にデスフラワーで地球を狙撃することはないと思うが、万が一に備えてアイリスも早く爺達と一緒にシェルターに避難するんだ」
「ええ……ゼロ…気をつけて…無事に帰って来て…」
「勿論だ。カーネルの仇も必ず俺とエックスが取ってやる。必ずな」
強い意思を込めながら言うとアイリスは頷き、そして少し迷った末にアイリスは口を開いた。
「ねえ、ゼロ…お願いがあるの…」
「何だ?」
「抱き締めて…欲しいの…強く…」
その言葉にゼロは目を見開いた。
「…ごめんなさい、流石に図々しいよ……ね?」
苦笑しながら言い切る前にゼロに引き寄せられ力強く抱き締められた。
「………」
「………夢みたい」
「馬鹿を言え、レプリロイドは基本的に夢は見ん」
「そう…ね…」
「どうやらアイリスは大丈夫のようだな」
アイリスの様子を見て、もう大丈夫だろうと判断し、頃合いを見てルナはアイリスを研究所のシェルターに避難させ、そして先に向かったエックスを追うためにゼロもデスフラワーへと向かった。
それからしばらくしてハンターベースで阿鼻叫喚の光景が出来ていた。
第17精鋭部隊の隊員達が惨殺され、その中心にダブルがいたのだ。
「さてと…エックス達を追うとするか…早くしねえとあの野郎に奪われかねないからな…」
ハンターベースに待機していたダブルは同僚達の残骸に対して何の感慨も抱かず、転送された。
そして一方でデスフラワーに到着したエックスとゼロはそれぞれの武器を抜き放ち、突撃する。
そんなエックス達を待っていたのはジェネラルの近衛兵と思われる精強な将兵達の激しい抵抗であった。
「ジェネラル将軍の元へ行かせはせん!!」
「奴らを何としてでもこの場で食い止めろ!!」
近衛兵達は死力を尽くしてエックス達を迎え撃つが、しかし…フォースアーマーとサードアーマーを使い分け、Xブレードを持つエックス。
そしてZセイバー、トリプルロッド、バスターショット、シールドブーメランと言う多彩な武器を臨機応変に使うゼロを前にしては彼らの抵抗など紙に等しい脆さだ。
「喰らえ…ダブルチャージショット!!」
「落鳳波!!」
それぞれが放つ技が近衛兵達を吹き飛ばす。
そうやって圧倒的な力を示しながら、漆黒の宇宙空間に浮かぶ巨大な華の内部を急ぐエックス達だが、別れ道がエックス達の足を止めた。
「どちらがジェネラルのいるルートだ?」
「…仕方ない、エックス。それぞれ別
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