暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第92話:Final Weapon
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エックス…まずはお前を血祭りに上げてから……レプリフォースを…イレギュラー共を皆殺しにするとしよう!!」

エックスはディザイアの言葉を聞きながらブレードを見遣るが、いくらブレードにエネルギーを注いでも光は出ない。

「(ブレードだけじゃない…力も入らない……ディザイアの周囲にある球体…あれにエネルギーを吸われているのか…)」

つまりあの球体を破壊しない限り攻撃も回避もままならないと言うことか。

「どうだエックス…イレギュラーと愚者共のいない世界…優れた者だけが生きる世界…さぞかし平和になると…思わないか!!」

その言葉にエックスは目を閉じて、一瞬だけ黙考するが、エックスの答えは決まっていた。

「……そんな世界が平和だなんて…俺には到底思えないな…」

「何ぃ…?」

「お前の言う世界なんて…幻だ。自分の都合の悪い部分から目を逸らして他者に当たることしかしないお前の創る理想郷なんてたかが知れている!!そんなもの直ぐに自滅して終わりだ!!」

「くっ…減らず口を!!幻かどうかあの世でじっくりと眺めているがいい!!」

エックスを黙らせようとサーベルを振るうディザイアだが、その時エックスに異変が起こった。

今まで反応が無かったブレードから光刃が発現し、サーベルをブレードで受け止めた。

「何!!?」

「はああああ…!!」

目を見開くディザイアに対してエックスを中心に光の柱が立ち昇り、エックスの傷が即座に癒え、凄まじい勢いでエネルギーが高まっていく。

「これは…まさか…エックス最大の秘技、レイジングエクスチャージ!!?」

「どのような絶望的な状況でも諦めない心を…勇気を糧とし、強き信念を持つ者のみ扱える技だ。」

出来ることならこの力は使いたくはなかった。

あまりにも強力すぎる力だからだ。

レイジングエクスチャージは傷は癒し、一時的に絶大な力を与えてはくれるが体に莫大な負担がかかる故に使えるのはたったの1度だけ。

しかしこの戦いを終わらせるにはまず目の前の敵を倒さねば話にすらならない。

普段のエックスから考えられない凄まじい威圧感を秘めた視線を浴びたディザイアはたじろぐ。

レイジングエクスチャージの神々しい光も相まってその威圧感を助長させている。

「どうしたディザイア?お前の番だ。それとも…参ったか?」

レイジングエクスチャージの影響で出力が上昇しているブレードの切っ先をディザイアに向けながらエックスは言い放つ。

「くっ!!甘く見ないでください!!エナジーグランドバースト!!」

エックスの言葉に歯軋りしながらも電撃を纏わせたサーベルを床に向けて投擲する。

そして床に突き刺さったサーベルから凄まじいオーラと電撃、破片がエッ
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