第二章
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いて農具も揃っていた。
美しく気立てのいい女房も貰っていて服も立派になっていた、その彼が天王に神社に招かれたがすぐにだ。
蘇民は天王に牛玉を差し出してそのうえでこう言った。
「もう充分でございます」
「これまで出した富でか」
「はい、もう」
既にという返事だった。
「ですからお返しします」
「無欲であるな」
「左様でしょうか、ですがもう私は」
「充分と思っているからか」
「お返しするのです」
「わかった、ではな」
天王も蘇民の心を理解し受け取った、それでだった。
牛玉を受け取った、そのうえで彼に述べた。
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