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夏の茄子
第二章
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飢饉は続く」
「そのことに対して」
「動いていこう」
 こう言ってだ、尊徳は飢饉にさらに向かっていった。そうしてさらに多くの者を救っていったのだった。
 天保の大飢饉は江戸時代の三大飢饉として歴史に名を残している、実に多くの者が飢え死にした恐ろしい飢饉だった。
 その飢饉が来ることを二宮尊徳は事前に気付いたからこそ動けた、それは茄子を食べてだが夏というのに季節外れの秋茄子の味がした、このことから気付いた尊徳の凄さに驚きを感じここに書き残していく。再びああした飢饉が起こらないことを願いながら。


夏の茄子   完


                   2018・11・13
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