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翠碧色の虹
第四十四幕:虹よりも七色の虹へ
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に嬉しい。七夏ちゃんに近いという事を、直接実感できるからだろうか?

時崎「お盆を過ぎてるけど、大丈夫かな?」
七夏「大丈夫って?」
時崎「クラゲが居たりしないかなって」
七夏「確かに、気をつけないと後が大変です☆」
時崎「七夏ちゃん、クラゲに刺された事があるの?」
七夏「私じゃなくて、昔、ここちゃーが・・・」
時崎「天美さんか・・・大変だったんじゃない?」
七夏「はい。手の指が凄く腫れちゃって・・・ここちゃー、すぐ興味本位で触ってしまうから」
時崎「何となく分かる」
七夏「でも、その時以来、ここちゃーも海の生き物には警戒するようになりました☆」
時崎「俺も気を付けなければ」
七夏「柚樹さんは、そう言うの詳しそうですから、頼りにしてます☆」
時崎「え!?」
七夏「くすっ☆」
時崎「じゃ、お昼食べ終わったら海へ!」
七夏「はいっ☆」

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

街はずれの綺麗な砂浜と海。七夏ちゃんの家からそう遠くは無く、歩いて来れる場所に海があるのはいいなと思う。この街の海、何度目になるだろうか? 心地よい潮風と波音が、以前にあった出来事を呼び戻してくれる。
七夏ちゃんの水着姿は以前にも見てはいるけど、やはり楽しみだ。以前の記憶がより鮮明に蘇ってくる。そういえば、今日は浮き輪を持ってきてないのかな? まあ、七夏ちゃんは泳げる事を知っているから、特に心配は無い。

七夏「柚樹さん☆ お待たせですっ☆」
<i10122|41810>
七夏ちゃんは、俺の記憶には無い姿だった。この前の若葉色の水着ではなく、青を基調とした水着、半透明のスカートが、優しく揺れてとても可愛い。俺は動揺を堪えながら話す。

時崎「あれ? この前のと違うね?」
七夏「はい☆ 去年、買いました☆」
時崎「そうなんだ」
七夏「2度目の初めてです☆」
時崎「え!?」
七夏「えっと、柚樹さん、色々な衣装が見たいって話してくれたから☆」

この前なんとなく話した事・・・七夏ちゃんは、しっかりと覚えてくれている事に動揺は嬉しさで吹き飛んだ。

時崎「ありがとう! とっても嬉しいよ!」
七夏「よかったです☆」
時崎「髪も結ったの?」
七夏「はい☆ 軽くですけど、どうかな?」
時崎「とても良く似合ってる!」
七夏「ありがとです☆」
時崎「撮影、いいかな?」
七夏「はい☆」

可愛く眩しい七夏ちゃんを撮影した。これは後からでもアルバムに加えたいと思う。

時崎「ありがとう! 七夏ちゃん!」
七夏「はい☆ あ、泳ぎます?」
時崎「ああ! ちょっと待ってて!」
七夏「はい☆」

俺は、写真機を防水カバーに入れて保護をした。これで海に浸かっても大丈夫だけど、流石に汎用の防水カバーでは海中での撮影は難しそうだ
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