第四十四幕:虹よりも七色の虹へ
[3/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
どうする? 七夏ちゃん?」
七夏「私、海へお出掛けの用意も出来てます☆」
時崎「じゃ、お昼は一緒に外で頂くで、いいかな?」
七夏「はい☆」
凪咲「分かったわ♪ 2人とも楽しんでらっしゃい♪」
七夏「はい♪」
時崎「ありがとうございます。では、出掛けてきます!」
七夏ちゃんと一緒に歩く。一ヶ月前とは全然違ってて、お互いに自然な距離感が保てていると思う。
時崎「やっぱり、本屋さんがいいかな?」
七夏「はい☆ 柚樹さんも気になる事があったら、お話しくださいです☆」
時崎「ああ!」
七夏「えっと、先に雑貨屋さんへ寄ってもいいかな?」
時崎「もちろん!」
七夏ちゃんと、雑貨屋さんへ寄る。俺も自由研究のテーマになりそうな物が無いか探してみる。
時崎「これは・・・」
目に付いたのは、金属で出来た立体パズルだった。でも、これを解く事が自由研究に繋がるかな? この仕組みを考える事はテーマになりそうだけど、とても難しそうだ。軽く動かしてパズルを解こうとしてみたけど、これがなかなか一筋縄ではゆかない。
七夏「柚樹さん☆」
時崎「え!?」
つい、この立体パズルを解こうと集中してしまっていたようだ。
七夏「くすっ☆」
時崎「あ、ごめん。何か見つかった?」
七夏「えっと、これです☆」
七夏ちゃんが手にしていたのは、釣合玩具。いわゆる「やじろべえ」だけど、木の「やじろべえ」の上に、もうひとつ小鳥の「やじろべえ」があって、その揺れかたはとても複雑で不思議だ。
時崎「二重になると、とても複雑な動きになるね」
七夏「はい☆ ひとつだと分かりやすいですけど、ふたつ一緒になると簡単に予想ができなくなる事・・・これって不思議です☆」
時崎「自由研究のテーマになりそうかな?」
七夏「不思議なのですけど、それが説明できないと難しいのかな?」
時崎「とりあえず、候補のひとつにしておくのはどうかな?」
七夏「はい☆ そうします☆」
雑貨屋で、写真機を水から保護するカバーを見つけた。今日この後、七夏ちゃんと海へお出掛けするから、これは買っておくと良さそうだ。
時崎「七夏ちゃん、ちょっと待ってて」
七夏「はい☆」
写真機の防水カバーを急いで購入した。
時崎「七夏ちゃん、お待たせ!」
七夏「何か良い物、ありました?」
時崎「ああ!」
七夏「くすっ☆ 良かったです☆」
雑貨屋を出て、書店へ移動する。
七夏「えっと・・・あっ!」
時崎「ん? 何か気になる物あった?」
七夏「えっと、今日は小説ではなくて、自由研究の本でした。つい・・・」
時崎「小説も気になるのがあったら、見ていいと思うよ!」
七夏「ありがとです☆」
自由研究になりそうな本を探してみる。「泥団子」「つか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ