第四十四幕:虹よりも七色の虹へ
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変わりますけど、柚樹さんは明後日の夜に出発ですか?」
時崎「ああ。出来るだけ、ぎりぎりまで七夏ちゃんと一緒にいたいから!」
七夏「あっ・・・」
七夏ちゃんは、嬉しそうだけど、少し寂しそうな表情を見せたような気がした。七夏ちゃんが楽しめるように考えなければ!
時崎「七夏ちゃん! 海!」
七夏「え!?」
時崎「今日、海へお出掛けしよう! 時間、あるかな?」
七夏「わぁ☆ ありがとうです☆」
時崎「じゃ、えっと・・・これから宿題だよね?」
そう話すと、七夏ちゃんは首を横に振った。
七夏「えっと、柚樹さんと一緒に居る時間を増やしたいから、宿題は後にしようかなって☆」
時崎「え!? 大丈夫なの?」
七夏「はい☆ 今度の土日に頑張ります! お母さんもそれでいいって話してくれました☆」
時崎「なんか、ごめん・・・」
七夏「全然平気・・・です」
時崎「!? 何か、気になる事があるの?」
七夏「えっと、宿題は殆ど大丈夫なのですけど、自由研究だけが、まだ決まってなくて・・・」
時崎「自由研究か・・・そう言えば、前にそんな事を話してたよね」
七夏「・・・・・」
思い出してしまった。自由研究のテーマを探そうとして、民宿風水の外へ出て、大きな虹を見て・・・でも、今の俺はあの時とは違う! もちろん、七夏ちゃんもあの時とは違うはずだ!
時崎「七夏ちゃん! 良かったら自由研究のテーマも、この後一緒に探さない?」
七夏「え!? 一緒に? いいの?」
時崎「もちろん! 今日の分の宿題はそれでどうかな?」
七夏「はい☆ 助かります☆」
時崎「じゃ、ご飯食べたら、早速お出掛けでいいかな?」
七夏「はい☆ よろしくです♪」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
朝食を済ませて、七夏ちゃんの出かける準備を待っている。
時崎「凪咲さん」
凪咲「あら、柚樹君?」
時崎「今から、七夏ちゃんとお出掛けします」
凪咲「海・・・かしら?」
時崎「それもありますけど、七夏ちゃんの自由研究のテーマを一緒に探そうと思って」
凪咲「まあ、ありがとう♪ 私も少し気になってたの」
時崎「そうなのですか?」
凪咲「まあ、何もテーマが見つからなかったら、お料理の事や、小説の感想とかありますから、なんとかなるとは思ってますけど」
時崎「俺は、それでも良いと思いますけど」
凪咲「でも、せっかくですから、新しい事が出来ればいいかなと思ってて」
時崎「なるほど。新しい事ですか」
凪咲「ええ♪」
時崎「意識しておきます!」
凪咲「ありがとう。柚樹君」
七夏「柚樹さんっ☆ お待たせです☆」
時崎「今日は、いつもどおりの格好だけど、よく似合ってるよ!」
七夏「ありがとです☆」
凪咲「柚樹君、お昼はどうなさいますか?」
時崎「
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