カルデア戦線異常あり!
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る程度に。だが俺は――っと、それより先にデータを送る。第四特異点の攻略指南だ。
ネロに行かせてくれ。間違ってもイリヤにはやらせるな。単純に体力が足りんだろう。攻略は容易だ、ネロと共に投入できる戦力なら二日でクリア出来る。理想の面子はマシュとアタランテ、アサシンとランサーだな。とにかく脚の速さが必須だ。ネロには簡単な仕事になるだろう。イリヤ達は休ませてやってくれ。俺も休みたい。相棒が可愛くて辛い。
こちらの年代は1782年のアメリカだ。座標特定に役立ててくれ。あー……と。データは行ったか? 虚数空間に向けて独り言を呟いてるみたいで俺も辛いんだ。そろそろ通信限界だ、次も通信が繋がったらデータをまた送る。状況の報告も。ああ――それと。
別に、この特異点を一人でクリアしても構わんのだろう?』
乾いた笑顔で士郎が強がった瞬間、通信が途絶えた。直前に『冗談だ、早く増援を寄越し――』とまで言っていたのが、微妙な余裕を伺わせる。
なんとも言えない沈黙が流れる。緊張感が切れた。しかし、ロマニは笑う。しぶとく士郎は生き残っていた。まだ希望はある。
「――士郎くんをお爺ちゃんにする訳にはいかない。速攻で片付けて救援に行くよ!」
カルデアはそれに、力強く頷いた。
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