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ある晴れた日に
119部分:谷に走り山に走りその十五
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校の大きな特徴である。
「それよ。主役この二人で」 
 野茂はこう言いながら親指でやっと離れた明日夢と凛を指差すのだった。
「何かよ」
「ああ、別にいいんじゃねえ?」
「それでな」
 そして男組もそれでいいとするのだった。
「絵にはなるしな」
「確かに」
 その二人をまじまじと見ながらの皆の言葉だった。
「まあそれはおいおい話していくにしろ」
「ある程度は決まりだな」
 方向はとりあえずはおおよそのところ決まったのであった。
「まあとにかく」
「その話は後で」
「そうよ。それはホームルームの時間にじっくりするから」
 江夏先生が皆に言う。
「帰るわよ。早くね」
「はいはい、わかってますって」
「それで帰って解散ですよね」
「そうよ。これがまた疲れるのよ」
 ここでふう、と実際に溜息を出してみせる先生であった。

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