第90話
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!?――――ぐああああああっ!?」
「く…………っ…………がああああああっ!?」
ニーズヘッグを殲滅し終えてカーリアン達に加勢したセオビット達の攻撃を必死で対処し続けたゼノ達だったが、猛者揃いの数の暴力はどうしようもできず、徐々に傷つき疲弊し、それぞれカーリアンやディアーネの大技や上位魔術を受けて大ダメージを受けて悲鳴を上げ
「喰らえ―――ラグナドライバー!!」
「我が力、思い知りなさい―――暗礁電撃剣!!」
「うおっ!?」
一方雷撃を纏わせたバスターグレイブでファーミシルスに襲い掛かったルトガーだったが、暗黒の雷を宿したファーミシルスの連接剣によって弾かれてゼノ達の所へと吹っ飛ばされた。
「団長、大丈夫か!?」
「ああ…………だが、参ったねぇ…………以前戦った時よりも遥かに強くなっていやがる。やれやれ、若いモンの成長の速さには年寄りは敵わねぇよ。」
「ハハッ、そんな事言える余裕があるんだから、まだまだ大丈夫のようやな…………!」
自分達の所に吹っ飛ばされたルトガーを気にかけたゼノだったがいつもの調子のルトガーの様子に苦笑しながら答えたが
「だが…………こちらの方は本格的に不味くなってきたな…………」
「せやな…………ニーズヘッグの連中を殲滅し終えた連中まで加勢し始めたからな…………ただでさえ団長クラスの”闘神”を殺った”戦妃”と”聖魔皇女”が呼んだ使い魔の姉ちゃんに苦戦しているのに、そこに”紅の殲滅姫(クリムゾン・ルインプリンセス)”達まで加勢とか、まさに”絶体絶命”の状況やで…………おい、”蒼のジークフリード”やったか?やっぱ、”オルディーネ”はまだ直ってへんのか?」
「…………先月の”イレギュラー”共との戦闘によってオルディーネは機体どころか核まで甚大な被害を受けてしまったからな…………”長”が直々にクロスベルから何とか核を奪還し、その核を元にオルディーネを一から作り直している為、オルディーネの復活は”星杯”が現れる予定日にギリギリ間に合うといった所だ。」
厳しい表情を浮かべているレオニダスの分析に表情を厳しくして頷いた後ジークフリードに訊ね、訊ねられたジークフリードは静かな表情で答えた。
「かといってここで”ゼクトール”を呼んだ所で、クロスベルの二の舞になりそうだから、”ゼクトール”を呼べばむしろ状況は悪化するだろうな。要塞に侵入して、要塞内を逃げ回って連中の目を掻い潜って要塞から撤退する方法もあるが…………問題はここから要塞へ向かっても、”空の覇者”を含めた向こうの飛行戦力がすぐに追いついて挟み撃ちになる危険性があるからな…………さて、どうやってこの状況を切り抜けるか…………」
「「……………………」」
そしてルトガーが現在陥っている自分
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