暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第90話
[6/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
…ふふ、君達にはつくづくみっともない所を見せるわね…………」

「フッ、今更だろう。」

「故郷を想う彼らの気持ち、わからなくもないが…………」

「それでも無駄死になんてやっぱり”哀しい”もんね。」

「ああ…………サラさん、お疲れ様でした。」

「ふふ…………君達もありがとう。リウイ陛下も感謝します。…………彼らに全力で応えてくれて。」

「礼は不要だ。俺は俺の義務を果たしただけだ。時が惜しい―――先に進むぞ。」

「ええ…………!」
そしてリィン達は要塞の攻略を再開した。


〜北ラングドック峡谷〜

一方その頃、峡谷での戦闘は佳境に入っていた。
「おらあああっ…………!」

「そこだあっ…………!」

「まだだぜぇっ!」
アガットとランディ、そしてランドロスの連携攻撃をガレスは次々に回避してアガット達と距離を取った。
「さすがは若…………!”重剣”や”紅き暴君”も若と同等かそれ以上の相当な使い手…………だが、だからと言って”赤い星座”がこれで終わると思ったら大間違いである事を思い知らせてやろう…………!」
ランディ達の強さに感心したガレスだったがすぐに気を取り直してライフルを構えた。
「チッ、お前の古巣、あれはもはや執念の塊のようなものだろ…………!?」

「いや全く、申し訳ねぇ…………!―――いい加減にしやがれ、この頑固野郎が!赤い星座は親父に叔父貴、そしてシャーリィ――――――赤い星座を率いていた”オルランド”の一族が全滅した時点でもうとっくに終わってんだよ!」

「クク、面白くなってきたじゃねぇか!」
アガットの文句に対して謝罪したランディはガレスを睨んで声を上げ、ランドロスは獰猛な笑みを浮かべて声を上げた。


「ほらほら、そこだよ!」

「させるかよっ…………!」
一方カンパネルラと戦っていたトヴァルはカンパネルラの魔法攻撃に対して瞬時に最高位アーツであるセヴンスキャリバーを発動して相殺した。
「あはは…………!驚くほどの早さじゃないか!さすが”総長どの”に気に入られてるだけあるね!」

「だあっ、あいつの名前を出すんじゃねえっての…………!―――法国で起きているのはお前達の仕掛けだな…………!?」

「アハハ、エレボニアでの決着を邪魔されたくはないからねぇ…………!」
トヴァルの問いかけに対してカンパネルラは不敵な笑みを浮かべて答えた。更にもう一方、ウォレス准将はカンパネルラの幻術によって現れたマクバーンの幻影と戦っていたが、幻影の様子に変化が現れた事に気づいた。
「むっ…………!?」

「―――――――!!」
マクバーンの幻影は声なき咆哮を上げると何と”火焔魔人”と化した!
「まさか幻影まで”火焔
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ