第90話
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る原因となった戦争を勃発させる事を決めた貴様に、復讐できる日が来るとはな…………!!」
「っ…………!!」
「…………故郷か。」
「確かにノーザンブリアが併合された原因は”七日戦役”も含まれているとは思いますが…………」
「そもそも”七日戦役”の勃発原因の一つである北の猟兵達がパパやレン達メンフィルを恨むなんて完全に逆恨みだし、例え”七日戦役”が勃発しなくても、ノーザンブリアはエレボニアに併合されていたでしょうねぇ。」
リウイに対する憎しみの言葉を口にした猟兵達の言葉を聞いたリィンは息を呑み、ガイウスとセレーネは複雑そうな表情をし、レンは呆れた様子で推測した。
「くっ…………やめなさい、アンタたち!そもそもあの戦争はアンタ達が”元凶”の上そんな事したって何も―――」
「―――いや、これも俺がつけるべき”けじめ”だろう。」
猟兵達を説得しようとしたサラだったがリウイの制止の言葉を聞くとリィン達と共に驚いてリウイを見つめた。
「我が名はリウイ・マーシルン。元・メンフィル皇帝にしてノーザンブリアが滅ぶ原因の一つとなった前アルバレア公爵に雇われたお前達”北の猟兵”の同胞が起こした”ユミル襲撃”を理由にメンフィル・エレボニア戦争を開戦する事を決めた張本人の一人だ。お前達の悔恨と慙愧、そして憎悪の全てを引き受けてやろう。英雄王が首級―――刈り取れるものならば取ってみるがいい!!」
「…………!!」
「言われるまでもない…………!」
「あなた…………」
「リウイ様…………」
「……………………」
「くっ…………!!」
リウイにたきつけられた猟兵達がそれぞれ戦意を高めている中、リウイの猟兵達に対する気づかいに気づいていたイリーナとペテレーネは辛そうな表情でリウイを見つめ、リアンヌは目を伏せて黙り込み、猟兵達を説得できなかったことにサラは唇をかみしめていた。
「邪魔をするなら貴様らもだ!」
「北の大地の名の下に揃って堕ちるがいい…………!」
そしてリィン達は猟兵達との戦闘を開始し、それぞれ連携して猟兵達を戦闘不能に追い込んだ!
「ぐふっ…………」
「こ、これが、英雄王…………紫電に灰色の騎士どもか…………」
「よし…………!!」
「フン…………何とか制圧したか。」
「――――殺せ!!」
猟兵達との戦闘に勝利したリィン達だったが、猟兵の一人が叫んだ信じられない要求にそれぞれ驚いた。
「へっ…………!?」
「…………何を…………」
猟兵の突然の要求にミリアムとガイウスはそれぞれ困惑した。
「ここは戦場…………!お前達は勝ったのだ!ここまでした我らに情けなど要るまい…………!?」
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