第90話
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誘ってくれたオリビエさんのお陰でとても充実した学生生活を送らせてもらっています。」
カーリアンの言葉にティータは嬉しそうな表情をしながら答えた。
「ふふっ、それにしても士官学院で鍛えられた影響なのかわからないけど、随分と度胸がついたみたいね?あれ程の数の死体を目にしても動揺していないのだから。」
「言われてみればそうね…………確か分校長が転生したシルフィアだって話だから、シルフィア――じゃなくてリアンヌのお陰で度胸がついたのかもしれないわね♪」
ファーミシルスの指摘を聞き、ティータが自分達の背後にあるゼノ達の死体を目にしても動揺していない様子に気づいたカーリアンは目を丸くした後興味ありげな様子でティータを見つめた。
「あ……………………あのあの…………さっきカーリアンさん達が討ち取った”西風の旅団”の猟兵の人達の事で気になっていたんですけど…………どうしてカーリアンさんとファーミシルスさんは”らしくない事”―――自分達よりも実力が下の相手をみんなでよってたかって攻撃して殺したんですか…………?」
二人の会話を聞いて複雑そうな表情でゼノ達の死体に視線を向けたティータはカーリアン達に訊ねた。
「あら…………」
「…………詳しい事情は答えられないけど、連中はリウイ様達―――メンフィルにとって後の”災厄の種”になりうる組織に雇われていたから、”結社”の残党同様殺す機会があれば確実に殺す必要があったから、殺しただけよ。」
ティータの指摘にカーリアンが目を丸くしている中ファーミシルスは静かな表情で答えた。
「そう、ですか…………その、今グラーフ海上要塞を占領している元・北の猟兵や結社の”鉄機隊”の人達もやっぱり殺すんですか…………?」
「…………エレボニア政府との取り決めの件もあるから少なくてもリウイ様達は元・北の猟兵に関しては積極的に殺すつもりはないわ。”鉄機隊”に関しては…………リアンヌ次第と言った所でしょうね。」
そしてティータの質問に静かな表情で答えたファーミシルスはグラーフ海上要塞の天守閣に視線を向けた。
その後、その場をトワ達\組に任せたファーミシルス達はリウイ達の後を追う為に要塞に突入して、リウイ達の後を追い始めた――――
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