第90話
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にしてやらないとな!」
「ええ、父様達の敵を確実に殺せる機会を逃すわけにはいかないわ!」
一方突撃してくる二人を見て首を傾げているカーリアンにファーミシルスが自身の推測を答え、ファーミシルスの説明を聞いたディアーネとセオビットは凶悪な笑みを浮かべた。
「フウ………この人数でタコ殴りをして殺すとか、弱いもの苛めをしているようで正直、気が進まないんだけど……………………リウイ達から連中の”雇い主”が”幻燐戦争”みたいなことを起こしてそれにイリーナ様とようやく再会できたリウイを含めたメンフィルを巻き込もうとしている事を知った以上、リウイ達の為にも連中の戦力を削れる時には削っておかないとね……………ファーミはお目当ての”猟兵王”を見逃してもよかったのかしら?」
疲れた表情で溜息を吐いたカーリアンだったがすぐに目を細めてジークフリードを見つめた後ファーミシルスに訊ね
「ええ、未来の並行世界から来た新Z組の情報によると猟兵王も”星杯”で彼らを阻んだとの事だから、猟兵王との決着はそこでつけるつもりよ。」
「あら、そうなの。―――だったらその時は私も猟兵王と殺り合わせてもらうわよ―――!」
ファーミシルスの話を聞いて目を丸くしたカーリアンは口元に笑みを浮かべてファーミシルス達と共に自分達に向かってくるゼノとレオニダスとの戦闘を再開した!そして数分後、ルトガーとジークフリードは転移の魔導具によってその場から撤退する事ができたが、ファーミシルス達に向かって行ったゼノとレオニダスは既に絶命したニーズヘッグの猟兵達同様ファーミシルス達に討ち取られ、それぞれ最後はファーミシルスとカーリアンに首を刈り取られて絶命した!
「ま、こんなもんね。さてと…………こっちは終わった事だし、そろそろ私達もリウイ達の後を―――」
「あ、あの、お久しぶりです!」
ゼノとレオニダスの絶命を確認したカーリアンはファーミシルス達を促して要塞に突入しようとしたが、自分達にとって聞き覚えのある娘の声に呼び止められると振り向いた。
「あら、貴女は…………」
「ティータじゃない!懐かしいわね〜、会うのは”影の国”以来だから…………4年ぶりくらいかしら?」
自分達を呼び止めた娘―――ティータを見たセオビットは目を丸くし、カーリアンは懐かしそうな様子でティータに声をかけた。
「えへへ……カーリアンさん達と会うのはそれくらいになりますね。まさかこんな所で会えるとは思いもしませんでしたけど…………」
「フフ、それに関しては私達も同じよ。その制服って確かリィン達が派遣されているエレボニアの士官学院の学生服でしょう?まさか技術者見習いだった貴女が軍人見習いになるなんて、世の中わからないものね〜。」
「えへへ…………色々と事情はありますけど、第U分校に
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