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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica37-A大隊壊奏曲〜Counterblow〜
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もわたしにはもう、聖王核は無いです!」そう言った。“ゆりかご”を動かすには必要な物は、すでにヴィヴィオから失われてる。拉致したところで意味は無い気がする。

「それをどうにかするのが私たち技術部の仕事なのよ〜」

「ごめんなさい、ヴィヴィオさん。これもまたミッドの平和の為なの」

トルーデ、それにフラメルとルルスがマイスターを囲うように陣取ったその時、「おや? これはこれは、ヴィヴィオ聖王陛下ではないですか!」入り口とはまた別のスライドドアから渋い男の人の声が。マイスターがそっちを見ると、そこには紳士然とした服装の二足歩行ネコが居た。

『ジ○リ映画の男爵みたいだね』

『男爵の方が遥かにイケメンだがな』

『うん。それはアイリも思う』

身長は60cmほどで、おそらくネコ男爵も融合騎の1人。フラメルが「エルフテ」そう名前を呼んだ。ベルカ語で11って意味だし、融合騎で間違いないね。そんなエルフテがマイスターの元へと歩み寄ってきた。

「な、なんですか・・・?」

「いやいや。こうしてお会いすることが出来て、光栄の至り」

エルフテはマイスターの右手を取ってその甲にキスした。マイスターの胸に渦巻く感情は、本物のヴィヴィオにしたらぶっ殺す、だった。

『マスター! この施設の全体図を発見です(*゚▽゚)ノ』

『監視カメラをすべて管理下に治めたよ ( ̄∀ ̄)』

『最優先事項はココ(≧∇≦)』

『ついでに開放方法も調査済みなの〜\(^o^)/』

『魔導装置で生命維持を行いつつ、幻術特化の融合騎が、対象の意識を幻術世界に閉じ込めて目を覚まさせないにしてるそうです。ですので倒しましょう∠(^−^)』

ステガノグラフィアが施設の全体マップと、その融合騎とやらの画像がマイスターの脳内と、アイリの居る空間に表示された。本拠地は地下7層構造で、技術室があるのは地下1階。で、アリサ達が居るのも技術室みたい。フロアのおよそ半分が技術室区画のようで、格納庫も含まれてるためかなり大きい。

『マイスター。このエルフテっていうのが、その融合騎のようだけど・・・どうする?』

『当然叩きのめす! ステガノグラフィア、解放準備!』

指示すると同時にマイスターがエルフテの手を握った。エルフテは「おお、握手ですね! 嬉しい限りです!」なんて言って、握手したマイスターの右手を上下に振った。

――纏い流るるは紫電の防具(シャンディプリア)――

マイスターは下級雷撃系防性術式を、ヴィヴィオの魔力光のままで発動。雷撃系魔術や電気変換魔法によくある雷撃を体に付加するっていう効果の攻防一体術式だ。魔術としての雷撃を直で流されたエルフテは、声を上げることなく真っ黒焦げになった。死んではいないと思うけど、あれだ
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