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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica37-A大隊壊奏曲〜Counterblow〜
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員である疑いのもとに拘束しました」

アインスさんがそう報告しますと、はやてさんは少し俯き加減に『・・・そうか』残念そうに漏らしました。が、すぐに顔を上げて、『判った。あんま頼りたないけど、最強の戦力にヴィヴィオ達を託そうと思う』そう提案しました。

「・・・ですが彼女は受けてくれるでしょうか?」

『あの人のスケジュールはルシル君から聞いてる。今日は1日休暇らしいからな。本局に居る内は助けになってくれるはずや。連絡はこっちでしとくから、アインスはなのはちゃん達にヴィヴィオ達を預けた後、ヴォルフラムまで戻ってな』

「判りました。・・・ヴィヴィオ、お前たちをこれからリアンシェルトに預ける」

はやてさんとの通信が切れ、アインスさんがそう言いました。名前に聞き覚えがある。リアンシェルト・キオン・ヴァスィリーサ少将。先のプライソン戦役の際、ミッド全体を巨大なシールドを複数枚で覆って、宇宙より降り注ぐ隕石群を凍らせて防御するという、圧倒的な力を管理世界中に見せつけた方だ。そう、管理局のトップエース、次元世界最強の魔導師、と謳われるあの・・・。

「しかし、頼りたくないというのは・・・?」

「リアンシェルトもまた、エグリゴリなのだ。いつかはルシルの手によって救済されることになるだろうが、局員としての誇りを持っている現状、本局内での事件にはうるさい。護衛を任せれば、新たに大隊が拉致しに来ようが必ずお前たちを護るだろう」

「で、ですが、大隊には同じエグリゴリの・・・えっと、フィヨルツェン?が居るのですよね? もしまた、彼女が来た時、ヴィヴィオさんを引き渡すかもしれません・・・!」

オーディンさん達を殺害できるだけの強さと、世界丸ごと1つを覆えるような魔法を使える魔力量の多さを持つ“エグリゴリ”2人を相手となれば、いくらジークさん達が居ても勝てるはずがない。そんな私の心配にアインスさんは「問題ないだろう」と断言しました。

「奴は確かにエグリゴリではあるが、先ほども言ったように局員としての誇りを大事にしている。腹立たしいことにそこだけは信じられる。エグリゴリとして活動するのは、ルシルと交戦する時だけだ。フィヨルツェンと闘うことにはならないだろうが、局員としてヴィヴィオを護るだろう」

とのことらしいです。これ以上、私が何を言ってもどうにもならないことは確かなので、「判りました」頷いた。

†††Sideアインハルト⇒アイリ†††

マイスターの狙い通り大隊がヴィヴィオの拉致を強行してきた。驚いたのは拉致しに来たのがフィヨルツェンだったってこと。マイスターのことを知り尽くしてるはずの“エグリゴリ”ってこともあって、アイリもマイスターもすごい焦ったけど・・・。

(特にバレることなく転移スキルで拉致られたね・・・)
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