115部分:谷に走り山に走りその十一
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
すよ」
「それって飯屋のメニュー!?」
横から話を聞いていぶかしむ顔になる奈々瀬だった。
「普通出ないわよね」
「大魔神でも出るけれど?」
明日夢は明日夢で言う。
「普通に。焼き鳥でも野鴨とか雀とかダチョウもね」
「鴨とか雀はわかるけれどダチョウも?」
「そうよ」
落ち着いた顔で奈々瀬の言葉に答える明日夢だった。
「ダチョウも手に入るしその猪だってね」
「どうやって手に入るのよ」
奈々瀬にはそれが不思議だった。
「そんなのが。一体」
「まあ独自のルートで」
その辺りは企業秘密であるらしい。
「それでなのよ」
「独自のルートって」
「結構普通に手に入るわよ」
また言う明日夢だった。
「熊はともかく猪はね」
「そう簡単にいくの?本当に」
「結構安く済むしね」
彼女の言葉ではそうらしい。
「味もいいし」
「ええ、味はね」
奈々瀬もそれは知っているようであった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ