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ある晴れた日に
115部分:谷に走り山に走りその十一
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すよ」
「それって飯屋のメニュー!?」
 横から話を聞いていぶかしむ顔になる奈々瀬だった。
「普通出ないわよね」
「大魔神でも出るけれど?」
 明日夢は明日夢で言う。
「普通に。焼き鳥でも野鴨とか雀とかダチョウもね」
「鴨とか雀はわかるけれどダチョウも?」
「そうよ」
 落ち着いた顔で奈々瀬の言葉に答える明日夢だった。
「ダチョウも手に入るしその猪だってね」
「どうやって手に入るのよ」
 奈々瀬にはそれが不思議だった。
「そんなのが。一体」
「まあ独自のルートで」
 その辺りは企業秘密であるらしい。
「それでなのよ」
「独自のルートって」
「結構普通に手に入るわよ」
 また言う明日夢だった。
「熊はともかく猪はね」
「そう簡単にいくの?本当に」
「結構安く済むしね」
 彼女の言葉ではそうらしい。
「味もいいし」
「ええ、味はね」
 奈々瀬もそれは知っているようであった。

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