暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第90話:Sadness
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見ていて下さい。あなたが処分出来なかったイレギュラーをこの私が処分するところをね!!」

ディザイアがサーベルを握る手に力を込めた。

「てめえ!止めろ!!」

それが何を意味するのかを悟ったルナが叫ぶが、ディザイアは狂気に満ちた笑みを浮かべながら叫んだ。

「クーーークックック!!死ーーねーーー!!カーネルーーーーーッ!!忌々しいイレギュラーーーーーッ!!!!」

ディザイアのビームサーベルの光が炸裂し、カーネルは爆散し、ゼロは爆風で吹き飛ばされる。

「ゼロ!!…ディザイア…貴様…!!」

「ふふふ…やった…遂にやったぞ…!!遂に私はレプリフォース最強の剣士。カーネルを倒したのだーーーーー!!!」

狂ったように笑いながらカーネルの部品を踏み付けるディザイア。

それに対してエックスはバスターを構えたがそれよりも早く動いた者がいた。

「ーーーーーっ!!!」

悲痛な表情を浮かべるアイリスにエックス達は目を見開いた。

カプセルを割って出てきたアイリスはエラーの影響か満足に動けないようだ。

「おやおや、良いタイミングで目を覚ましましたねえ」

「ディザイア、お前はーーーっ!!」

サードアーマーを身に纏い、怒りに任せてダブルチャージショットを放つエックス。

ディザイアはサーベルでそれらを掻き消す。

「アイリス!!」

駆け寄るルナだが、アイリスからの反応はない。

「……いの……」

「え?」

「痛いの……胸に穴が開いたように……足りない……何かが……」

少しずつ、少しずつカーネルの残骸に近寄るアイリス。

「ぐあっ!?」

ディザイアに弾き飛ばされ、壁に叩き付けられたエックス。

「ふっふっふ…どうだエックス?パワーアップした私の力は?」

「(今までのディザイアとは違う…一体何があったんだディザイアに?)」

「丁度良い、エックス。お前をここで殺し、ここにいるイレギュラー共を皆殺しにするとしよう。」

「ここにいる者達はみんなレプリフォースじゃない…!!彼らは平和のために自分達に出来ることをしようとしたんだ…断じてイレギュラーじゃない!!」

「愚かな、レプリフォースに関わるもの全てを滅ぼさねば今回のイレギュラーは消えませんよ。本当に理解に苦しみますよ、あなたみたいな愚か者に何でルインさんは……ん?」

ディザイアはカーネルの残骸に触れようとするアイリスに気付いて一瞬で距離を詰めるとアイリスを蹴り飛ばした。

「アイリス!!」

エックスが叫ぶが、蹴り飛ばされたアイリスはピクリとも動かない。

どうやら気絶したようだ。

「てめえ、戦う力がない彼女にまで攻撃するとはどう言うことだあっ!!?」

「イレギ
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