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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第89話:X & ZERO & RUIN
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かと思われたが。

「チャージブレード!!」

丁度良いタイミングで現れたエックスがアディオンを乗り捨ててサードアーマーを身に纏った状態でXブレードのチャージ攻撃を叩き込んで砲台を粉砕した。

「エックス!!」

「ゼロ、君も来ていたのか!!」

「まあな、互いに話したいことはあるが、アイリスが悪質な“バグ”に侵されて危険な状態なんだ。悪いが今はワクチンの奪取を優先させてくれ」

「アイリスが!?勿論だよゼロ、俺も一緒にワクチンの奪取を手伝う!!」

アイリスが危険な状態だと聞かされたエックスはゼロのワクチン奪取を手伝うことを決意する。

「良いのか?」

「ああ、今の彼女は元レプリフォースだ。敵でないのなら助けてはならない理由はない。それに彼女は一緒に戦った大切な仲間だ!!」

その言葉にゼロは一瞬目を見開きながら、少しだけ微笑んだ。

「すまん、助かる…ん?」

ゼロはルインの姿がないことに気が付いたが、多分別の場所で戦っているのだと結論付けた。

話しながら前進するとエックスとゼロの前にライデンが迫る。

「「邪魔をするな!!」」

ブレードとセイバーが交差し、堅牢な装甲を持つはずのライデンをX字に斬り裂いた。

「エックス、そのビームサーベルは…」

「ああ、シグマが使っていたビームサーベルを俺専用に改良したんだ。ケイン博士の研究所に1つだけ残されていてさ…恐らく予備だったんだろう」

改良を施したとは言えかつて最強のイレギュラーハンターと呼ばれたシグマが愛用していただけあり、エックスの求める性能を発揮している。

「ふん、シグマの武器が平和のために使われるか…最悪のイレギュラーであるあいつには随分な皮肉だな」

エックスとゼロはそれぞれの武器を扱いながらコマンダー車両に向かって行く。

一方、コマンダー車両では…。

「狐が2匹も迷い混んだらしいな」

「は……はい。予想以上の実力の持ち主達でして……」

エックスとゼロはこうしている内にもコマンダー車両に近付いているだろう。

「言い訳か?」

「いえっ!実際に奴らの実力はっ………」

「それが言い訳だと言うのだ」

「はっ、はい!!」

ビストレオはゆっくりとした動作で椅子から立ち上がりながら言うと目の前の兵士は震えながら姿勢を正した。

「言い訳する前に対処すべきだったな」

「ひっ」

ビストレオは左腕を振るうとあっさりと自分の部下を殺害してしまう。

「我らが旗に恥ずかしいと思え!!」

吐き捨てるように言うとビストレオは再び椅子に座り、傍に控えていたレプリロイドに血塗れの爪を拭かせる。

「あれを」

「はい」

もう1体のレプリロイドにワク
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