暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第89話:X & ZERO & RUIN
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リアは構わず、言葉を続ける。
「あの伝説の科学者であるライト博士が造った強化アーマーを解析出来るなんて科学者でもある私からすれば夢のようなことよ!!だからあなたが帰って来なかったらアーマーの生きた性能は見れないし解析も出来ないし色々と困るのよ!!」
【そっちかい!!】
その言葉にハンター達とオペレーター達は思わず一斉に転けた。
「あら?みんなどうして転けてるの?」
「さあ?」
転けてるハンター達やオペレーター達を見遣りながら不思議そうに疑問符を浮かべるエックスとエイリア。
取り敢えず会話を再開することに。
「とにかくエックス…アーマーの解析もあるけど絶対に無事に帰ってきて。みんなにとってあなたは必要なの。ルイン達にとっても、私にとってもね…また私にあなたのためのアーマーを造らせて頂戴。今度はもっと良い出来の物を用意するから」
「ありがとうエイリア。君には本当に世話になりっぱなしだ。ルインやゼロが…いなくなったあの時から…」
「…………」
あの時とは最初の大戦の時にルインとゼロが大破した時のことだろう。
最初はただのハンターとオペレーターの間柄だったが、本格的に仲間、友人として接し始めたのは大戦が終わって涙を流すエックスにハンカチを渡してからだ。
接していれば分かるようにレプリロイドとは思えない程に人間臭いエックスは合理性に欠けるのだが、いつも悩んで寂しそうだったエックスの支えになりたいと純粋に思ったのだから、それはあまりマイナスな要素とは思えないし、寧ろ母性本能をくすぐるような魅力だったかもしれない。
「本当に君には感謝してるんだ。ありがとう」
「気にしないで、早く戦いを終わらせてルインを見つけてお説教してあげましょう!!とびっきりキツめのね」
「そうだな、それじゃあ出撃するよ」
アディオンに乗り込み、エックスはビストレオの輸送列車に向かうのであった。
「…気をつけて、エックス」
祈るように呟くとオペレーターとしての作業に戻るエイリアであった。
それを見ていたハンター達とオペレーター達はひそひそ話を開始した。
「なあ、エックス隊長ってルイン副隊長とエイリアさんのどっちとくっつくんだろうな?」
「」それはルイン副隊長じゃない?片思いみたいだし」
「でもエイリアさんはルイン副隊長がいない間はエックス隊長を支えていたし、エイリアさんはルイン副隊長に負けないくらいエックス隊長と親密だぞ」
「実際に仲間とかで済ませるには親密過ぎるのよねえ…エックス隊長とエイリアさん」
「あなた達、何を話しているの!?早く持ち場に着きなさい!!」
【りょ、了解!!】
エイリアの声に全員が慌てて持ち場に戻る。
「取り敢え
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