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南の島の吸血鬼
第四章

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「これは」
「ほなですな」
「ここはやな」
「この二人倒すか」
「これからな」
 二人で話してだ、それでだった。
 神父もっと言えばヴァンパイアロードに向かおうとしたがここでだった。
 ヴァンパイアロードの後ろに多くの様々な種族の吸血鬼達が出て来た、ヴァンパイアロードはそのうえで二人に言った。
「並の冒険者が私達に勝てると」
「並のですか」
「特に私に」
「それは今からわかります」
「そういうことやな」
 コープチッティも言った、そしてだった。
 二人は自分達に襲い掛かってきたこの世界特に太平洋と地下世界にいる種類の吸血鬼達をそれぞれの神具である武器と術で返り討ちにした、そしてこのことに驚いているヴァンパイアロードは。
 モレイが村雨丸で胸を貫いて倒した、ヴァンパイアロードは瞬く間に全滅させられた手下達の状況に驚いていたが。
 自身も一撃であっという間に倒されたことに驚愕し言った。
「な、何故この私が」
「簡単です、それがし達が並の冒険者達でないので」
「で、では一体」
「星の者なのですよ」
 滅びようとするヴァンパイアロードに告げた、そうして灰となり消え去り金塊となったモンスターを見下ろした。後には多くの金塊達だけがあった。全てモンスターを倒した結果だ。
 ことが終わり調べてみると噂の源は全てだった。
 ヴァンパイアロードは彼の能力である相手を見て魅了する力で特定の吸血鬼の噂を流していた、このこともわかった。
 その魅了を使っていたヴァンパイアロードがいなくなったことで自然と島から大蒜や十字架、聖水が消えていった。そしてだった。
 島は元に戻った、尚ヴァンパイアロードは北欧にいたがそこで北欧の星の者達に追い立てられて危うくなりペリリュー島に逃れていたものだった。
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