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ある晴れた日に
109部分:谷に走り山に走りその五
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あっちの話ってねえ」
「ああ。無茶苦茶ハードだよな。幽霊とかでも」
「そうなのよ。私ね」
 その千佳がクラスの皆のところに戻ってきた。そうして話に加わるのだった。
「エドガー=アラン=ポーの小説好きだけれど」
「江戸川乱歩!?」
 咲は名前を聞いてついついこう言ってしまった。
「少年探偵団!?」
「二十面相は特に怖くないよな」
「っていうか面白い」
 野茂と坂上はよく知っているようである。
「あれはな」
「違うのかよ」
「そっちじゃなくてアメリカの小説家の方」
 こう皆に説明する千佳だった。
「そっちがその少年探偵団の人のペンネームの由来だし」
「そうだったのかよ」
「そういや呼び方そのまんまだな」
 野茂と坂上は今の千佳の言葉で納得して頷いた。
「言われてみれば」
「そのものだな」
 これで納得した。確かにそのままであった。

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