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ある晴れた日に
108部分:谷に走り山に走りその四
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いいけれどな」
「けれどバラードがいいわ」
 それでも注文はつけてきた。
「疲れてるとそれ聴いたらすぐに寝られるから」
「それかよ」
 寝ることを言われて苦笑いになる正道だった。しかし特に悪い気はしてはいなかった。

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