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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第89話
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「それとこれとは別問題よ!そもそも今回の作戦は兄様達”主攻”のA班と連動して要塞の攻略をしているのに――――」
悪びれもなく胸を張って答えたリフィアの答えにユウナ達が再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中エリゼは声を上げて反論した後リフィアに説教を始め、その様子にユウナ達はそれぞれ冷や汗をかいた。


(…………ねえ、アル。本当にあんなハチャメチャな娘がメンフィル帝国の皇女様で、それもメンフィル帝国の次の皇帝になる人なの?)

(ええ、残念ながら。ちなみにリフィア殿下はリウイ陛下もそうですが、カーリアン様の孫でもあります。)

(ハア〜〜〜ッ!?あんなちんちくりん皇女があの色気やエロ全開痴女の孫だと!?全然似てねぇな…………つーか、あの痴女、孫がいる程年を喰っていたのかよ…………白髪魔女の養父(おやじ)といい、メンフィルの連中は冗談抜きでオカルトじみた若作りだな。)

(おい…………リフィア殿下にもそうだが、リウイ陛下やカーリアン皇妃陛下にも不敬だぞ、その言い方は。…………しかし、リフィア殿下は先程気になる事を言っていたな…………?)

(それって、バラッド侯爵とは別の”もう一人のエレボニア側の次期カイエン公爵の候補”の事?)
ユウナはジト目で説教される様子のリフィアを見つめながらアルティナに訊ね、ユウナの疑問に答えたアルティナの説明に驚いたアッシュに注意をしたクルトは考え込み、クルトの小声が聞こえていたゲルドはクルトに確認した。
(ああ…………もしかして、殿下やアンゼリカさんはその人物に心当たりがあるのですか?)

(ええ。とはいっても”あの娘”がメンフィル帝国との和解を望んでいる事までは初耳でしたが。)

(フフ、機会があればいずれ君達もその人物の事を知る事ができると思うよ?)

「…………ふふっ…………」
クルトに訊ねられたアルフィンは静かな表情で頷いた後苦笑し、アンゼリカは静かな笑みを浮かべて答え、クルト達の会話が聞こえていたミュゼは静かな笑みを浮かべていた。
「やれやれ…………とりあえずリウイ陛下に先程のリフィア皇女の暴走を伝えるべきではないか?」

「そうね…………お父様には私から伝えておくわ…………ハア…………」
一方呆れた表情で呟いたレーヴェの言葉に頷いたプリネは疲れた表情で溜息を吐いた後ARCUSUを取り出してリウイとの通信を開始した。


〜A班〜

「…………そうか。そうなってしまった以上、わざわざ仕掛けを探す方が二重手間だろうから、こちらの方は俺達の方で何とかしておくから、お前達は先を急げ。…………ハア…………あの暴走娘は…………」

「…………その様子ですと、早速リフィアが”何かやらかした”のですか?」
プリネとの通信を終えて疲れた表情
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