第89話
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で吹っ飛ばされ、先に進めるようになった!
「……………………」
「膨大な魔力による魔術で先を阻んでいた扉を強引に吹っ飛ばしちゃったわね…………」
「くふっ♪リフィアやエヴリーヌ達からしたら仕掛けみたいな面倒なものに付き合う必要はないもんね♪」
扉が吹っ飛ばされたことにユウナは口をパクパクさせ、ゲルドは呆けた表情で呟き、エヴリーヌは口元に笑みを浮かべた。
「フハハハハハ―――ッ!この程度で、余の道を阻もうなぞ甘すぎる!さあ行くぞ、下僕共!」
「げ、”下僕”ってもしかしてあたし達の事!?」
「誰が下僕だ、このクラッシャーチビ皇女が!」
「いえいえ、逆に考えればメンフィル帝国の次代の女帝に即位する事が内定しているリフィア殿下直属の僕に認められる事は光栄と思うべきですわよ♪」
「それ以前に、わたしやゲルドさんはともかく他国の士官学生であるユウナさん達を勝手に僕扱いするのは問題があると思うのですが。」
高笑いをした後ユウナ達を見回して指示をしたリフィアの言葉にユウナは驚き、アッシュは反論し、微笑みながら答えたミュゼの指摘にアルティナはジト目で答えた。
「リ〜フィ〜ア〜〜?」
「ぬおっ!?」
「ひいっ!?」
するとその時エリゼは膨大な威圧を纏って微笑みを浮かべてリフィアに声をかけ、エリゼに微笑まれたリフィアは驚き、エリゼの微笑みを見たエヴリーヌは思わず悲鳴を上げた。
「幾ら先を急いでいるとはいえ、ちゃんとした開錠方法があるのに、ど・う・し・て!他国の軍事施設の防衛設備を破壊したのかしら??」
「そ、それは…………お主も言った通り、今は一刻も早く扉を奪還すべき状況じゃから、一々仕掛けを解いている時間はないじゃろ?それに潜入している訳でもないのじゃから、そんな面倒な事をしなくても全て余達の力で推し進んだが方がよほど簡単で、早いじゃろ?」
「ガタガタブルブル…………!」
「幾ら非常事態だからと言って皇族が他国の軍事施設の防衛設備を責任者に許可なく破壊するなんて、大問題ですよ…………」
「状況が落ち着いた後、賠償を求められる可能性を考えなかったんですか…………?」
エリゼの問いかけにリフィアが表情を青褪めさせながら答えている中エヴリーヌはその場で蹲って両手で頭を抱えて身体を震わせ、リフィアの答えにユウナ達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中プリネとツーヤはそれぞれ疲れた表情で頭を抱えた。
「それはほれ!北の猟兵や結社のせいにすればいいだけだし、この要塞の責任者であるバラッド侯もどうせ今回の件で失脚する上、もう一人のエレボニア側の次期カイエン公爵の”候補”は余達メンフィルとの和解を望んでいるとの事だから問題はないのじゃ!」
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