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インフィニット・ロックマン〜黒の弟と青の姉〜
ある二人の日記
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が初めて思いっきり泣いた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それからさらに十数年。
 
私が元の年齢に近くなった頃、父は一体の家庭用ロボットを作った。
 
名前は「ロック」。
 
私の弟のような存在だ。
 
その容姿は昔の一夏に雰囲気が似ていて何事に対しても私によく聞いてきた。まるで一夏が帰って来たかのように私は嬉しく感じた。
 
そして、遅れて「ロール」「カットマン」「ガッツマン」「ファイヤーマン」・・・・・っと次々と新しいロボットを世界に公表して普及が進められていたとき、事件が起きた。
 
突然ロック、ロールを除く父の作ったロボットたちが暴れ始めたのだ。
 
首謀者はDr.ワイリー・・・・・父と一緒に私を発見したあの時の男性だ。
 
彼は世界征服をすると宣言し、カットマンたちを駒をにして活動を開始したのだ。
 
父は何もできない自分を憎んだ。私も動きたいという気持ちがあったがまた一夏を失うようなことを繰り返してしまうのではないかと手が震えてできなかった。
 
そのとき、ロックが自分を戦闘用に改造してほしいと志願した。
 
父は驚いた。私も。
 
私はロックを失いたくないとばかりに止めに入ったがロックの意志は固く、最終的には父と揃って認めることにした。
 
ロックはロックマンとして、自分たちの兄弟を止め、無事にワイリーの野望を阻止した。
 
だが、これで終わったかと思ったらそうではなかった。
 
 
ワイリーは、さらに自分のロボットを製作しロックに挑んできたのだ。
 
ロックは何度もワイリーの野望を阻止するが私は何もできない自分に苛立った。
 
 
 
今の自分には何もできないのか?
 
弟のようにかわいがっていたロックが戦っている中で自分は見ることしかできないのか?
 
 
次第に自分を追い詰めている自分に気づいたのか父はある日、私にあるものを見せた。
 
それは依然預けた暮桜をロックをベースに改造したパワードスーツだった。
 
話によればデータの破損が多く、刀剣型近接武器「雪片」を復元した以外はシールドエネルギーの効率よくするために色々カスタマイズしてくれたのだという。
 
ちなみに単一仕様能力「零落白夜」を多用しなければソーラーエネルギーによって活動はほぼ無制限なのだとか。
 
束が聞いたら口が閉まらなくなるかもな。
 
私はロックと共にワイリーの野望を阻止するようになり、六度目の戦いでようやく彼を逮捕することに成功した。
 
 
これで戦う事はなくなる。
 
ようやく平和が訪れるのだと私は安堵した。
 
 
・・・・・・気がつけば
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