ある二人の日記
[1/4]
前書き [1]次 最後 [2]次話
???side
俺は、生まれついての出来損ないだ。
いきなり何を言ってんのかわからねえと思っているだろうが俺も正直そんなに細かく覚えていねえ。
いや、正確には思い出せねえんだ。ただ、小さい頃に両親がいなくて姉貴一人で俺のことを面倒見ていたってことは何となくだが覚えている。名前は忘れちまった。
俺は、ほんの数年前、重傷だったところをじじいの魔改造で助けてもらった。
じじいの話によると俺は研究所のすぐ脇で体中から血を流して死にかけていたらしい。
覚えている限りでは俺はなんかの組織に攫われて逃げていた・・・・っというところまでは何となく覚えている。多分その時なんかで撃たれたんだろう。
俺を発見したじじいは、最初見殺しにしようとしていたらしいんだけど俺がなんか呻いていてほっとけなくなったから仕方なくサイボーグ手術を施したんだとさ。
あぁ?
サイボーグ手術って、なんだって?
俺が知るか!
じじいが言うにはどっかのヒーロー番組にあった設定なんだとかって・・・・・・こまけぇこたぁいいんだよ!!
んで、心臓の代替えがどうしてもなかったから代わりにじじいの作ったばかりの動力炉を移植してもらった。
じじいが言うには「フォルテニウム」って言う半永久にエネルギーを生成し続けるものらしい。
まあ、ぶっちゃけ言うと俺の名前はそのまんま「フォルテ」。
人間でもロボットでもねえ出来損ないだ。
はっ?人間の時の名前?
覚えてねえよ。確か一と夏って漢字のどっちかが使われていたような気がするけど。
うん・・・・・・でも、なんか違和感がある。
俺の知っている世の中はクソムカつく女どもが変なパワードスーツ着ていたような感じがしたんだけど・・・・・まっ、いっか。
あっ、そろそろ夕飯の時間だ。
じじいの奴、飯にはうるさいから準備しねえと。
そんなわけで自己紹介終わり。
20XX/W/X/Mon SWN.001 フォルテ
???side
君たちは逆行というものを体験したことがあるだろうか?
普通の生活を送っていればありえないだろうが私は体験した。
この世界ではロボットが普通に普及しているが私に世界ではそうではなかった。
あるマルチフォーム・スーツ『インフィニット・ストラトス』というものが登場したことにより、歪んでしまった世界だ。ちなみにここだから言えることだが元凶は私と友人の束だ。
その世界において私は「白騎士事件」を起こした後、知られることな
前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ