第九十六話 都市国家達その十三
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「本当に全く違うな」
「そうだな、しかしだ」
「それが違いか」
「国や地域のな、そしてだ」
「白鷺もか」
「この世界ではわからない」
吉兆か凶兆はというのだ。
「それはな。だが俺達が吉兆と思えばな」
「吉兆か」
「そうもなる、だからだ」
「今の鳥はか」
「吉兆と思っておくか」
「その方が心も落ち着くしな」
「そうだ、ではだ」
正は久志にあらためて言った。
「あの鳥を吉兆として見てな」
「頭の中に入れてか」
「それでだ」
そのうえでというのだ。
「ボローニャに向かうぞ」
「じゃあな」
久志も応えた、そしてだった。
彼は仲間達と共にボローニャに向かった。彼等が率いている大軍は順調なはじまりの進軍を行っていた。
第九十六話 完
2019・1・1
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