第四章
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「あるとしたら」
「何処にあるんや」
「第一病院か」
この病院だというのだ。
「あそこか」
「あそこに行ってか」
「ちょっと貰って来るわ」
「そうして俺を助けてくれるのか」
「知り合ったのも何かの縁やろ」
内心これが神託だろうと思った、だがそれ以上にだ。
ブッパースウォングはこの度のことは捨て置けない、知り合ったのも本当に何かの縁と思ってそうしてだった。
アルフィアンと共に第一病院に移動の術で急行してだった、そうして院長に身分を明らかにしたうえでことの次第を話した。
するとだった、院長は彼にすぐに言った。
「あるにはありますが」
「黄金蛇の血清はやな」
「はい、この病院にも」
「そやな、今の政権は主な病院にあらゆる毒の血清を置いてる」
いざという時に備えてだ。
「そうしてるさかいな」
「この病院にもあります」
「この病院はラオスで一番の病院や」
「国立ですし」
「それであるな」
「あるのですが」
「さっきから何や」
ブッパースウォングは彼にどうかという顔で返した。
「あるにはあるとか」
「ですからこの病院にありますが」
「それでもかいな」
「病院の地下に大事に保管していますが」
「その地下が何かあったか」
「実は何処からかモンスターが出て来て」
そうしてというのだ。
「血清の保管庫までです」
「行けんか」
「そうなっています」
「ならそのモンスター達を退治すればいいこと」
ここでアルフィアンが言った。
「それだけのことです」
「そうですか」
「はい、そうです」
こう院長に言うのだった。
「違いますか」
「そう言われますと」
「自分の言う通りやな」
ブッパースウォングはアルフィアンのその言葉に頷いた、そうしてだった。
二人で病院の地下に行った、するとそこは地下迷宮になっていて実施兄様々なモンスター達がいてだった。
二人に襲い掛かってきた、だが二人も星の者達だ。
モンスター達を全て倒し血清の保管庫まで行ってそのうえで黄金蛇の血清を手に入れてだった、男に投与させて彼を救った。
男のことはこれで終わった、だがまだブッパースウォング達にはまだやることがあった。それは何かというと。
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