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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第87話:Cyber Space
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ルナはキーを叩いてサイバースペースのゼロの近くにビーコンを出現させる。 

『これか、了解した。』

ゼロはビーコンを追い掛け、サイバースペースの“バグ”の元に向かっていく。

一方、カギキラジャングルではライト博士のカプセルから光が放たれていた。

光の放出が終わると、カプセルからルインが出てきた。

「………OXアーマー…解放」

朱色のアーマーがまるで血を思わせる紅に変わり、見た目の変化は他のアーマー程激しくはない。

武器はセイバーと携帯銃型バスターのバスターショットとオーソドックスな物だが、そのアーマーを纏うルインからは今までとは桁違いの力が発せられていたが…。

『ルイン、私は君が望んだ通りに君に秘められた力を解放した。じゃが、ルイン…上手く言えんが…あまりその力は使わないで欲しい…そのアーマーからは禍々しい力を感じるのじゃ…いずれ君の身を…』

冷たい表情を浮かべたルインはライト博士の言葉を聞き終える前に飛び出してしまった。

『ルイン!!…自分の力不足があそこまであの子を追い詰めてしまうとは…あの子は何も悪くないと言うのに…エックス…どうかあの子を止めてくれ…あのままではあの子に待つのは“滅び”だけじゃ…』

ルインの修理とアーマーの解放を同時進行でやっていた際に、失礼だと思いながらも状況把握のために記憶を見せてもらったライト博士はエックスがルインを救ってくれることを祈った。

そして場所はサイバースペースに戻り、ゼロはメカニロイドのデータを迎撃しながら進んでいたが。

『ゼロ、防衛用プログラムのミル・トラエルの反応があった。ミル・トラエル破壊用ウィルスを武器にインストールからあまり近寄るな…』

「了解…と言いたいところだが…ミル・トラエルがこちらに迫っている」

『何?セイバーかバスターで攻撃して別方向に移動させろ!!ミル・トラエルに捕まったらダメージを喰らうぜ!!』

「チッ!!」

バスターショットを取り出し、ショットを連射してミル・トラエルを別方向に移動させようとするが。

「バスターが効かない!?」

『何だとお!?まさか、“バグ”の影響で別物化してるのか?逃げろゼロ!!』

ゼロはセイバーやロッドでミル・トラエルを弾き飛ばそうとするが全く手応えがない。

いつの間にか迫っていたミル・トラエルに挟まれてしまう。

「ぐっ…普通のミル・トラエルとは違うようだが、何だこの感覚は…!?」

触れていると、どんどん意識が朦朧としていく感覚にゼロは抵抗出来ずに他のミル・トラエルに襲われてしまう。

『ゼロ!しっかりして!!』

「だっ……大丈夫だ」

『大丈夫って……あなたのアイコンが消えかかって…』

『ゼロ、後少しでインス
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