暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第87話:Cyber Space
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スペースにダイブさせる。準備だ!!」

「は、はい!!…ゼロ、ありがとう…」

「気にするな、世話になったからな…借りは返す」

こうしてサイバースペースにはゼロがダイブすることになり、その準備が慌ただしく始まる。

ゼロの電子頭脳にホストコンピュータからの端子が幾つも接続され、アイリス達によって予備のドライブにゼロの精神プログラムが転送されていく。

「それじゃあゼロ。行くわよ?」

「気を付けてな」

「ああ…」

「サイバースペース内では仮想ボディで動けるけど不具合を感じたらすぐに教えてね」

全ての準備が整い、アイリスがEnterキーを押した瞬間にゼロの意識は予備ドライブから、サイバースペースへ飛ばされた。

その頃、ハンターベースでエックス達が慌ただしく動いている時、エックスとルインの部屋では、サイバーエルフ・ソニアが膨れていた。

[退屈だなあ…エックスおとーさんやルインおかーさんも危険だって言って連れてってくれないし…]

チラリとエックスのデスクにある端末を見遣るソニア。

[暇だからサイバースペースに行っちゃえ]

端末からサイバースペースに向かうソニアであった。

そして場所はアイリス達の拠点に戻り、アイリスとルナがオペレートを開始する。

「おーい、ゼロ。武器のデータを転送したけど届いたか?」

Zセイバー、バスターショット、トリプルロッドのデータをサイバースペース内のゼロに転送したルナは無事に届いたかどうかをゼロに尋ねる。

しかしゼロからの返事はない。

「どうしたのゼロ!?ゼロ!?ゼロっ!!」

ゼロから返事が返ってこないことに不安を感じて何度も名前を呼ぶアイリス。

この拠点のコンピューターは旧式でサイバースペース内の様子を見ることが出来ないのだ。

『少し待っていろ!!今、メカニロイドのデータ共と遊んでいるところだからな』

ゼロは転送されたセイバーとバスターでメカニロイドのデータを迎撃していた。

「メカニロイドのデータ?成る程、ムラダの奴がやられた理由が分かったぜ」

『そうだな、これは軍に所属していても非戦闘型の奴らには荷が重いだろうな』

護身のために戦闘訓練は受けているだろうが、戦闘型メカニロイドの相手をするには厳しすぎるだろう。

「よし、ゼロ。俺とアイリスがオペレートするからお前はネットを使えなくしてる悪質な“バグ”をぶっ潰してくれ」

『ああ、分かった』

「お願いねゼロ…ごめんなさい、こんなことをあなたにさせて」

『気にするなアイリス、それに言ったろう。借りは返すとな』

「ゼロ…」

「それじゃあ、今からビーコンを出すからそいつを追ってくれ。“バグ”まで最短ルートで行けるはずだ」
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