第四幕その七
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
そして東を進むドロシ―達はといいますと。
歩くことを再開しましたがここで神宝がドロシーに言いました。
「クルマーの人達は前も出会いましたが」
「ええ、結構オズの国を冒険しているのよ」
「そうですよね」
「オズの国は旅行が盛んだけど」
かく言うドロシーがオズの国で一番旅行をしている人です、
「あの人達もよくね」
「旅行しているから」
「よく出会うのよ」
「そういうことですね」
「ええ、けれど今のあの人達はね」
「穏やかだから」
「別にね」
これといってというのです。
「気をつける必要はないわ」
「何かされるかって」
「ええ、最初は私もね」
「襲われたりしましたよね」
「あの時はびっくりしたわ」
「何か僕が聞く限りだと」
トトはこの時ドロシーと一緒でなかったのでこう言うのです。
「ドロシ―凄くびっくりしたんだよね」
「あの時は本当にそうだったわ」
「うん、それで必死に逃げたんだよね」
「そうしたわ」
「ビリーナが一緒だったんだよね」
「あの時がビリーナと知り合った時よ」
まさにその時がというのです。
「あとね」
「その後でだね」
「ノーム王のところに行って」
「大冒険になったね」
「いや、あの時は僕達も一緒だったけれど」
「大変だったよ」
かかしと樵もこう言います。
「若しビリーナがいなかったら」
「そしてノーム王の魔法を破らなかったら」
「果たしてどうなっていたか」
「考えるだけでも恐ろしいよ」
「そうだったわね、あの時私もね」
かく言うドロシー自身もです。
「どうなるかって思ったわ」
「オズの国はどんなことでも絶対に乗り越えられる」
ジョージが言ってきました。
「そんな国ですけれどね」
「ですが難しい困難ってありますから」
カルロスも言います。
「ですからどうなるかって思いますよね」
「絶対に乗り越えられてもピンチはある」
こう言ったのはナターシャでした。
「今度こそ駄目かもって思うこともありますよね」
「そうしたものだから」
それでと言う恵梨香でした。
「ドロシーさん達もその時は駄目かもって思ったんですね」
「そうよ、本当にそうしたピンチの時もあったから」
実際にと言うドロシーでした。
「あの時だってそうだったし」
「そうした時はどうしようかって思うね」
大尉も言います。
「果たして大丈夫かって思って」
「そうよね、けれどあの時も乗り越えたし」
ノーム王、その時のノーム王であったロークワット後にラゲドーと名前を変えた人の魔法に苦しめられてです。
「やっぱりオズの国はね」
「どんな苦難やピンチも」
「絶対に乗り越えられる」
「そうした国だね」
「必死に頑張って知恵を出して」
「そうして動けばね」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ