第三章
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虹蛇は嘘を言わず答えた。
「虹蛇は嘘を言わない」
「やはりそうか」
「けれどや、怒るんやったらな」
マーガレットはまた虹蛇に言った。
「もうな」
「既にだな」
「怒ってるやん、鉱山が出来た時でも」
「これまでは昼にだけ掘っていたのだ」
「昼だけに」
「それが近頃夜も。まさに一日中掘っている」
そうした状況になったというのだ、鉱山が。
「我はこれまで夜眠っていたからよかったが」
「夜も掘られるとその音がか」
「五月蠅い、それで寝られなくなったからだ」
「怒ったんか」
「そうだ、せめて夜は掘らないとだ」
これまで通りにというのだ。
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