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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
18:初志貫徹……そんなの状況による
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持ったミノリが、鼻息を荒くしてリュカ達が居る病室へと入っていった。
何事かと思い事態を見守っていると……
「リュカさん! 諦めるのはまだ早いです!! さっきの戦闘でモンスターがこれを落としていきました。きっと使えるはずですよ!」
「こ、これは……“緑の旅の扉”じゃん!」
旅の扉ってリュカの必要としている物の場所へワープできる便利アイテムか?
凄
(
すげ
)
ーラッキーじゃん! それがあればエルさんを治す薬の場所へも行けるんじゃ?
「し、しかし……病に抗うのは無意味じゃ。自然の流れを受け入れる事が……」
「何言ってんだ、ふざけんな!」
遂にはリュカが大激怒した。爺さんを強く突き飛ばし、床に転げさせる。
床に転んだ爺さんは沈痛な面持ちのままゆっくりと立ち上がろうとエルさんが横たわるベッドの端に手を添える。
その時、エルさんの手が爺さんの手に触れた。
そのまま爺さんはエルさんの手を握りしめ、身体を震わせ何かをブツブツ呟きだした。
そして徐に立ち上がり、先程とは違う険しい表情でリュカに向き直り、
「やはりダメじゃ! 可愛い孫娘を死なせる訳にはいかん! リュカよ、旅の扉をくぐり、世界樹まで赴いてくれ!」
「……な、何言ってんだ……ふざけんな!?」
ノリンSIDE END
(リムルダール)
リュカSIDE
「やはりダメじゃ! 可愛い孫娘を死なせる訳にはいかん! リュカよ、旅の扉をくぐり、世界樹まで赴いてくれ!」
いい加減ネガティブなジジイにイラついていたら、とんでもない爆弾発言をしおった。
聞き間違いか?
「……な、何言ってんだ……ふざけんな!?」
ふざけるなよ……そんな訳無いじゃん!
だって……あり得ないもの!
「ふざけてはおらん。ワシは決めたのじゃ……もう諦めん!」
「そういうこと言ってんじゃねーよ。エルがお前の孫の訳ねーじゃん! 全然似てねーんだよ!」
やべぇ……他人だと思ってたから、
ジジイ
(
ゲンローワ
)
の前でもエルの乳揉みまくってたけど、親族の目の前でそれって拙いよねぇ?
「何を言うか。エルはワシの孫娘じゃぞ。知らんかったのか?」
「知ってたら親族の目の前で口説いたり乳揉んだりしねーよ! そこまで非常識じゃねー」
これでも常識は弁えてるんだ。
「口説くのは兎も角、乳揉むのは親族の前以外でも拙いだろ?」
「うるせー、アホは黙ってろ!」(ポカリ!)
これまで静かに状況を見ていた
アホリン
(
ノリン
)
が、余計なところで突っ込んできた。
「痛ぇ! ……け、結局殴られるのかよ」
何だ“結局”って!?
何時
(
いつ
)
も殴ってるみたいじゃないか!
「と、兎も角……リュカよ。ウルスが残してくれた資料によると、この地の何処かに聖なる大樹たる世界樹があ
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